毎週のように値上げの通達「心が痛い」 中東情勢の悪化で小麦粉が急騰 包装資材の値段も跳ねあがり人気ベーカリーも苦悩

中東情勢の悪化が長期化する中、静岡県浜松市の人気ベーカリーではパン作りに欠かせない小麦粉の急騰に加えて包装資材の価格も跳ね上がり、かつてない状況に頭を悩ませています。

浜松市中央区のブーランジュリータニグチ。

店内には自慢の食パンや工夫を凝らした創作パンが並んでいます。

常連客:
ここのパンが最高で、ほかの店のパンもいろいろ食べたけど、やっぱりここのパンが一番うまい

連日多くの客でにぎわうこちらのベーカリーですが、いま、厳しい局面を迎えています。

見せてもらったのは業者から届く“値上げの通知”です。

ブーランジュリータニグチ・谷口友香さん:
今まで1枚だったところが5月25日には4枚つづりで、小麦がメインだが値上がりの通知が来ている。ここまで多い数は初めて。びっくりしている

15種類の小麦粉を扱うこちらのベーカリー。

小麦粉の価格は4年ほど前から徐々に上がっていましたが、中東情勢の緊迫化による輸送費の高騰を受け、“値上がりの幅”が急拡大しているといいます。

高いものでは1kgあたり20円値上がりするものも…。

ブーランジェリータニグチ・谷口友香さん:
毎週のように値上げの報告が来ているのが心が痛い状態。小麦以外にも使っている食材すべて値上がり通知が頻繁に来る。厳しい状況

ゴム手袋やパンを包む袋など、ナフサ由来の製品も7月から15%の値上げが決まっています。

店ではできるだけ価格を抑えて材料や包装資材を仕入れられるよう手を尽くしていますが、先は見通せず、パンの値上げを検討せざるを得ないところまで追い込まれています。

ブーランジェリータニグチ・谷口友香さん:
本来ならもう少し早い段階で値上げをしたかったが、うちのパンがおいしくて来てくれる方を思うと、どのタイミングで値上げをしようか考えている。パン屋自体をできるかどうかというところまで対策を考えていかないといけない。早く良くなってほしい

先行きが不透明な中東情勢。

その影響はどこまで広がるのでしょうか。

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