山梨と静岡で大きな揺れを観測した今回の地震。
頭をよぎるのは「富士山の噴火は大丈夫か」という不安です。
火山の専門家はー。
静岡大学・火山学 小山真人 名誉教授:
(震源は)山梨県大月市と上野原市の辺り、地下20kmくらいの地震。関係ないと思えば良い
気象庁によると震源は山梨県の東部・富士五湖で、富士山までは約30kmあります。
もともと地震が多い地域で、2021年12月にも最大震度5弱の地震が起きています。
静岡大学・火山学 小山真人 名誉教授:
普段から起きている地震なので、それで富士山の火山活動が刺激されている訳ではない。今回も大丈夫だと思う
噴火すれば溶岩流、火砕流、降灰など大きな影響をもたらすだけに24時間、365日の監視体制が取られています。
静岡大学・火山学 小山真人 名誉教授:
低周波地震といって、富士山の真下10kmから20kmの深さで、普段から火山性の地震は起きているのですが、それが特段活動が高まっているとかはない。
一番最近で気になったのは2011年3月15日、東日本大震災の4日後に富士山の真下でM6.4の地震が起きて本当に心配した。噴火に直結するのではないかと。ただし、その後は何もなく、ただ余震が起きて収まっていった。火山活動は高まらなかった。なので余程のことがなければ、いまのところ富士山のマグマは刺激をうけてもそんなにすぐ噴火するような状態ではないと
考えやすいのは、地下の低周波地震活動が高まってそのまま終わらないこと。2000年から2001年にかけて活動が高まった時、その後活動の高まりは終わったが、終わらずにさらにマグマが上昇してくると、浅い部分地下数kmで2011年の時のような地震活動が起きてやがて噴火に至る、というのが一番考えやすいシナリオ
気象庁の情報活用・ハザードマップなどで備えを
気象庁から出される情報に気を配る必要があります。
解説情報、噴火警報、噴火警戒レベルなど、行動につなげるための情報が発信されています。
静岡大学・火山学 小山真人 名誉教授:
富士山の場合、マグマの粘り気が少ないので上昇してくると、少し前兆は出るかもしれないが、すぐに噴火はあり得る。十分注意していく必要がある。富士山で観測されたことはないのですが、おそらく三宅島・伊豆大島、(マグマの)粘り気が少ない火山例から考えると、前兆的な地震が起き始めてから下手をすると、数時間以内に噴火というのはあり得る
今回の地震と直接関係はないものの「噴火に関する情報」や「避難・備え」について考えておくことが重要です。
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