「元交際相手や元配偶者へのストーカー行為が大半」 ストーカー加害者の犯行防ぐには 静岡県内では毎年30件近い検挙 アンガーマネジメントが重要

先週、茨城県水戸市のネイリストの女性を殺害した罪で男に判決が言い渡されました。男はストーカー行為を繰り返していましたが、静岡県内でも関係者が加害者側の行為を防ごうと取り組んでいます。

9月30日茨城県の水戸地裁で元交際相手のネイリストの女性を殺害した罪で、拘禁刑20年を言い渡された男(29)。

男は位置情報を確認できる「紛失防止タグ」を埋め込んだぬいぐるみを使って女性の自宅を特定。

宅配業者を装って自宅を訪れ、女性を殺害しました。

こうしたストーカー事件は静岡県内でも発生しています。

県警には毎年数百件の相談が寄せられていて、検挙も毎年30件近くに及んでいます。

県内でのストーカー事件の加害者の治療を担ってきたのが、富士市の聖明病院です。

聖明病院・古川愛造 院長:
圧倒的に多いのは元交際相手、あるいは元配偶者ですね。奥さんが被害者になるケースです

治療を受ける加害者の大半は、元交際相手や元配偶者へのストーカー行為によって病院を訪れるといいます。

こちらの病院で治療やカウンセリングとして行っているのが「アンガーマネジメント」です。

聖明病院・古川愛造 院長:
ストーカー行為に至る前に、冷静に、その行為を考えることができるようになる。その振り返りを中心に相談、2人で考えていくのがカウンセリング

その方法を疑似的に実演してもらうと・・・

スタッフ:
ちょっと言われると怒りの衝動が効かない。カッとなって、暴言とか手が出てしまって

聖明病院・古川愛造 院長:
カッとなることでいいことありましたか。正直ないですよね

冷静な状態で振り返ることで、怒りの衝動のままに行動しても良いことはないことを理解していきます。

このほか、水を飲んだり深呼吸をしたりすることで気持ちを落ち着けることも有効だと話します。

聖明病院・古川愛造 院長:
加害者にとっても被害者にとっても、ストーカー行為は何も解決をもたらさない。何もいいことがない。それをカウンセリングによってわかってもらう

また、県警は加害者に対して治療やカウンセリングを紹介しています。

これまでに受診したのは10年間で28人。

加害者への対応の重要性を考慮して、より専門的な知識を備えた警察官の育成を進めています。

人身安全少年課・萩本鉄 理事官:
ストーカー規制法に基づく禁止命令等の行政処置。加害者を医療機関と連携しながら医療機関につなげて、カウンセリングや治療等を行う。総合的な対策が必要

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