“楽器修理”専門店が登場 職人技で再び命を 値上げ続く金管楽器…修理を引き受ける職人の思いは

いま、様々なモノの値段が高騰していますが、トランペットやホルンといった金管楽器も値上がりが続いています。こうしたなか、音楽のまち・静岡県浜松市で楽器の修理を引き受ける職人の思いとは。

浜松市中央区の金管楽器の修理専門店。

チューバの音色を確認しているのは、この店で代表を務める田中啓介さんです。

学生時代は吹奏楽に励んでいたという田中さん。

市内の楽器販売店で25年、700本以上の楽器を直してきました。

トランペットやホルンをはじめとする金管楽器。

材料となる真鍮は銅と亜鉛を主な成分とする合金ですが、銅の価格はこの10年で4倍以上に膨らんでいます。

このため、大手楽器メーカーでも金管楽器の値上げをせざるを得ない状況です。

斉藤力公 記者:
楽器の値上げの影響はこうした中古品にも及んでいて、状態のいい品は入荷してもすぐに売り切れてしまうほどだということです

売れ残るのは質の悪いものばかり。

店ではそうした質の悪い中古品を買い取り、一つひとつ丁寧に修理や調整をして販売しています。

Brass&Lux・田中啓介 社長:
フリーマーケットやオークションで買った楽器は何かしら不具合があるので、前もって取り除くことができれば

浜松市には楽器修理店が数多くありますが、この店では修理が難しいと言われるホルンやチューバといった大型の金管楽器の修理も請け負います。

Brass&Lux・田中啓介 社長:
うちの最大の利点は大きな楽器。チューバやユーフォニウムの道具を大変充実させているので、困ったことがあったときに頼ってもらえれば大概のことは対応ができるかと

一本の楽器に再び命を吹き込む職人の技。

音楽の街・浜松の音色を支えるために、田中さんはきょうも楽器と向き合います。

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