回収されたグロリオサの根茎 提供:浜松市
静岡県浜松市に住む高齢の夫婦が庭に生えていた有毒な植物「グロリオサ」を「ヤマイモ」と間違えて食べて食中毒になりました。2人はすでに回復傾向ですが、浜松市保健所は「食用と確実に判断できない植物は口にしないよう」注意を呼びかけています。
浜松市によりますと、10月9日に市内に住む70代の夫と60代の妻が庭に生えていた根茎の植物を見つけるとヤマイモと思い込み調理しました。見つけた植物は細切りにして小麦粉などと混ぜ、夕食の時にお好み焼きにして食べたということです。
その後、翌日の未明になって夫は下痢、妻は発熱とおう吐、下痢の症状が出たため2度にわたって病院を受診しました。病院から食中毒が疑われる事案として市の保健所に連絡が寄せられたということです。
通報を受けて浜松市保健所が残ったお好み焼きや庭に自生する植物を調べたところ、2人が口にしたのはヤマイモではなく有毒な植物「グロリオサ」の根茎と分かりました。グロリオサには自然毒コルヒチンがあり、食べると口腔・咽頭の灼熱感、発熱、おう吐、下痢、背部の疼(とう)痛などの症状が現れるということです。
お好み焼きを4分の1ほど食べた夫は軽症ですでに回復していて、2分の1ほど食べた妻は病院に入院しました。治療を受けて回復傾向にあるということです。
当時2人は庭の整備をしていてグロリオサの葉の部分は見ておらず根茎だけを見てヤマイモと勘違いしたということです。
浜松市の生活衛生課は、食用と確実に判断できない植物は絶対に「採らない」「食べない」「売らない」「人にあげない」を徹底してほしいと呼びかけています。
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