「春の高校バレー」春高の話題です。2027年1月の全国大会を目指し、11月8日静岡予選の決勝が行われます。注目は初の決勝・静岡サレジオ。強さの秘密とは!?
2026年の春高女子決勝は、まさに歴史が動く一戦!大会最多、61年ぶりの「14連覇」へ。絶対女王・富士見の前に、最強の挑戦者が現れました。
初の決勝進出を果たした静岡サレジオ。静岡県内屈指の高さを武器に、勝てば23年ぶりとなる初優勝校の誕生です。
いま、高校女子バレー界に新しい風が吹いています。
長年、限られた強豪だけがたどり着いてきた春高静岡予選の決勝コート。その舞台に2026年、新たな挑戦者が現れました。
初めて決勝へ駒を進めたチームは、実に15年ぶり。それが静岡サレジオです。
堀田奈々華 主将:
1試合目から厳しい展開が続いたが、一人一人が声を掛け合って次にどうするかを話し合って改善した
静岡サレジオは静岡星美時代から続く伝統校。過去には全国大会の出場もありますが、2003年の校名変更後は初戦敗退が続くなど低迷していました。
しかし近年、チームは急成長。2025年の春高静岡予選はベスト4、2026年の県総体では準優勝と着実に力をつけ、夢の春高全国まであと1勝!その原動力が―。
静岡サレジオ・村木亮 監督:
全員バレーですが、一番の強みは高さを生かしたブロックです
平均身長、約170cm。県内屈指の高さを誇る静岡サレジオは、強力なブロックでネット際の攻防を制してきました。
中でも注目は178cmの鈴木瑠夏 選手(MB・1年)。全日本中学選抜にも名を連ねた逸材で、1年生ながらレギュラー入り。
そうした選手たちの才能を最大限に引き出している人物がいます。
チームを陰で支えるトレーナー、伊藤重久さんです。
伊藤重久トレーナー:
きのうの打ち方を見て、治さないといけないと思った。(エースの北川選手は)首の動きが悪いとスパイクが打てない
堀田奈々華 主将:
体のひねりが足りなかったり、体の開き過ぎもあるから、その都度アドバイスを頂いて、試合に繋げやすい
県内の強豪校で経験を積み、2年前(2024年)からサポートを続けてきた伊藤重久さん。
選手たちの体の変化を読み取り、何度も劣勢をはね返す力を授けてきました。
このトレーナーの“魔法の手”が、チームには欠かせません。
そして、もう一つ。急成長の要因が自分たちで考える力です。選手が主体となって練習メニューを組み立てます。
堀田奈々華 主将:
きのうの試合ではミドルの本数が少なかったので、サーブカット、スパイク・コンビ練習をやりたい
練習前には、学年ごとに課題を話し合う時間も設けられています。
コートで感じた事。ベンチから見えた事。全員で共有し、次の一手を考える。やらされるバレーではなく自分たちで作るバレー。それが静岡サレジオの強さの根幹です。
鈴木瑠夏 選手(1年):
もっとコートの中でアイコンタクトをとって、1人で戦うんじゃなくて、みんなで戦いたい
みんなで戦いたい。その思いはコートの外でも変わりません。
文武両道を掲げる学校で、遠征先では先輩が後輩に勉強を教えることも。強い絆が、強いチームを作り上げています。
半年前の夏(2026年5月)。全国まであと一歩と迫りながら目の前で夢が消えました。もうあの悔しさを味わいたくない。
エースの北川由奈 選手、腰の分離症や足の骨折など幾度となくケガに苦しみながらも夢舞台を追いかけ、決して諦めませんでした。
エース・北川由奈 選手:
私たちの高校生活最後のバレーボールなので、絶対に全力で勝つぞ!という思いで、がむしゃらに頑張りたい
そしてキャプテンの堀田奈々華 選手。中学時代は無名でしたが、努力を積み重ね、今や県選抜に選ばれるまでになりました。
成長させてくれたチームを、共に戦った仲間を、自分が全国に引っ張っていく。
堀田奈々華 主将:
高校最後の大会で優勝して全国に行く大きな目標を前から持っていて、最後だからこそ全員で夢を叶えたい
歴史が動く2026年の女子決勝。絶対女王・富士見が勝てば61年ぶりの14連覇!静岡サレジオが勝てば23年ぶりに初優勝チームの誕生!運命の決戦が、まもなく始まります。
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