2026年6月28日放送

会場
テレビ静岡(静岡市)
講師
教育評論家 親野智可等

プロフィール

1958年静岡県生まれ。公立小学校で23年間教師を務める。
教育現場で親が子どもに与える影響の大きさを痛感。
教師としての経験と知識を子育てに役立ててもらいたいとメールマガジン「親力で決まる子供の将来」を発行し、評判となる。

第 2488 回
キレない子育て

子育てをしている人なら誰しも「子どもを叱りたくない」「感情的になってキレたくない」と思いますよね。でも、勉強をしない、片付けをしない子どもの姿を目の当たりにすると、つい感情的になってしまう。その理由は「子どもがちゃんとやらないから」だと多くの人が思い込んでいますが、感情的にキレてしまう原因は、実は親にあるんです。
 
【親はキレる準備ができている】
仕事や家事に追われてストレスがたまっている親は「キレる準備」ができています。子どもは親のそういう状態がわからず、うっかり引き金を引いてしまいます。ストレスがなく自分のメンタルが安定しているときは、子どもが全く同じことをしても笑って許せたりしませんか?しかも親は「この子のために叱ってるんだ」と自分自身をごまかしてしまう傾向があります。まずは自分に原因があることを理解して、自分の心の状態を認知することがとても大切です。「キレる準備をしないためにどうしたらいいか」を考えていきましょう。
 
【優先順位を見極めよ!ゼロベースで断捨離】
家事も子育ても、完璧にやらないと気が済まないっていう人がすごく多いんです。自分と子どもにとって何が本当に大事なのか、大事だと思い込んでいるものを白紙に戻して考えてみましょう。子育てで一番優先するべきことは、「親子関係を良くすること」だと私は思います。親子関係が良ければ子どもの自己肯定感は自然と上がり、親の言うことにも素直に耳を傾けることができます。逆に、しつけや勉強を優先して叱ってばかりいると自己肯定感が下がり、親の話を素直に聞けず悪循環になってしまいます。インターネットで検索するといろんな家事の時短方法が出てくるので、自分に合うものを見つけて試してみるのもいいかもしれません。
 
【自画自賛力を高めよ!親は誰にも褒められない】
勉強や仕事は頑張れば成果が見えることが多いですが、子育てにおいてはいくら頑張っても成果を出すのは自分ではなく子どもです。親が褒められることはほとんどないので、ある意味ちょっとむなしいと感じてしまう人もいると思います。そこで大事なのが自画自賛力。親として精一杯頑張っている自分自身を褒めてください。子育ては、やればやるほど終わりがなく成果も見えなくて、どんな仕事よりも難しいと思います。それを日々やっている、それだけで私は国宝ものだと思います。次の日も笑顔で頑張れるように、たくさん自分自身を褒めてあげてください。

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