2026年8月23日放送

会場
雄踏文化センター(浜松市)
講師
ハッピートークアカデミー協会 代表理事 池崎晴美

プロフィール

フリーアナウンサーとしての経験を経て現在は「言葉の力」をテーマに、
企業や小中学生などに授業を実施。
独自のメソッド「ハッピートーク」を考案し、前向きな言葉の力を全国に伝えている。

第 2496 回
言葉が変わると人生が変わる

私はフリーアナウンサーとして仕事をするうちに「言葉には大きな力がある」ということに気付かされました。言葉が変わることで自分自身も大きく変化することを実感した私は、さらに心理学やコーチングを学び、「話し方」と「言葉」をミックスした「ハッピートーク」というものを考案しました。より良い言葉の中で、笑顔で過ごせるよう、言葉の大切さを授業で伝えています。
 
人の頭の中には、これまでに見聞きした言葉が入っている「言葉の引き出し」があります。この引き出しは学習机のように整理整頓されていて、よく使う言葉が上の方、あまり使わない言葉が下の方に入っています。「おはよう」と言われたら反射的に「おはよう」と返してしまうように、言葉は考えるよりも先に発せられており、たとえ口に出さなかったとしても、瞬時に思考の中に出てきます。下の方の引き出しから言葉を選ぶ間もなく、一番上の引き出しの言葉が出てしまう、というのが「言葉の引き出し」の仕組みです。
 
「口に出した言葉」、「思考の中に出てくる言葉」は、自分自身が聞いていて、頭に入ってきます。すると驚くべきことに、脳内でその言葉にぴったりなホルモンが生成されて、そのホルモンが体に影響を与えます。つまり、ポジティブな言葉を言うと、脳の中でプラスのホルモンが作られ、反対にネガティブな言葉を言うと、マイナスなホルモンが作られて体と心の元気をなくしてしまいます。要するに、一番上の引き出しにどんな言葉が入っているか、ということがとても大切なのです。
 
では、一番上の引き出しに良い言葉を入れる方法をお伝えします。まずはポジティブな言葉を「口に出して言うこと」。自分の口から言った言葉は、引き出しの一番上に入ります。そして、「聞くこと・見ること・書くこと」。どれでも構いません、実行すると引き出しの上の方にどんどん言葉が入り、使っていない言葉は下の方に移動します。
 
最後に、マザー・テレサさんが残してくれた名言をお伝えします。
 
「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから」
 
つまり、自分の思考、自分の言葉の引き出しの一番上にある言葉が運命を作っていく。思考を変えるのは難しいことですが、言葉を変えることは今この瞬間からできることです。ぜひ、自分にとって元気になる言葉、エネルギーが湧いてくる言葉を思い浮かべて、毎日口に出してみてください。そうすると確実に自分の引き出しの中の言葉が変わり、良い運命につながっていくはずです。

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