「モンスター」#7
人気ドラマのロケ地となった町の住民が、聖地巡礼に訪れたファンの迷惑行為に耐えかねて相談にやって来る。聞けば、ドラマの放送が終わって1年経つのに、撮影が行われた公園には今も大勢の人が押し寄せ、ゴミが散乱。地元の饅頭屋『みやこし』にも、ドラマとのコラボ饅頭を求めて連日行列ができているという。
そんななか、ドラマのプロデューサー・坂口武広(林泰文)が公園でトークショーを行うことになり、サプライズで主演俳優も登場するのではないかと噂が流れる。すると案の定、当日は予想をはるかに超えるファンが集まり、会場には『みやこし』も出店してコラボ饅頭を販売。しかしその矢先、従業員の前園里佳子(堀未央奈)が倒れた拍子に機材の配線で感電し、意識を失ってしまう。当然、イベントは中止となり、公園も一時閉鎖が決まる。
それからしばらくして、九死に一生を得た里佳子が事務所を訪ねてきて、事故はイベントの安全対策がおろそかだったことが原因だとして、役所の観光課とテレビ局の事業部、さらに、寝不足で倒れるまで過重労働を強いた『みやこし』の店主を相手取り、損害賠償1億円を請求したいと言い出す。まさかの指名を受けた杉浦(ジェシー)は早速、提訴に向けて調査を開始する。一方で今回、杉浦のサポート役となった亮子(趣里)の前には前回の裁判で自分を打ち負かした父・粒来(古田新太)が現れ...!?