テレビ静岡から通称カネボウ通りを西に向かい、
日本平パークウェイ方向に左折。
東名高速のガードをくぐってすぐを右。
１キロほどのところ。

静岡ならではの活きのいい魚をまるごと包み込んだ、野趣溢れる一品。
主役をとことん味わってもらおうといたってシンプルに、しかし脇を固める野菜・ハーブとの味のバランスは計算し尽くされた料理。 まさに山添の真骨頂だ。

ただ焼くだけでも十分いける新鮮な赤ムツ。
さらに、シェフが育てた数種のハーブや地元の野菜がその旨みを盛り立てる。
味付けのポイントは紙に包む時に入れられるあさり。
あさりのスープが絶妙な隠し味となり、駿河湾の磯の香りが一気に引き立つのだ。
客の前でその紙が開かれるとき、その芳ばしい香りは最高潮。

いやがおうにも食欲が掻き立てられる、心憎い演出である。