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過去の放送

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2012年9月29日放送 親野智可等さん(第1807回)

会場
浜松学院大学付属幼稚園
講師
教育評論家 親野智可等

講師紹介

1958年静岡県生まれ。公立小学校で23年間教師を務める。
教育現場で親が子どもに与える影響の大きさを痛感。
教師としての経験と知識を子育てに役立ててもらいたいと
メールマガジン「親力で決まる子供の将来」を発刊し、評判となる。


ポイント第1807回「楽勉で子どもを伸ばす」

子どもの学力を伸ばしたい親御さんのために一押しの解決策があります。
"楽勉"と言い、生活や遊びの中で楽しみながら勉強をする方法です。

突然ですが、皆さんは本物の土星を見たことがありますか?
私は大きな天体望遠鏡で見て、とても感動しました。
漆黒の宇宙に浮かぶ宝石のようなリングを見て、
これを子どもが見たら大人の私よりはるかに衝撃を受け、
もっと感動するだろうと思いました。

土星を見て、それだけで知識が増えるわけではありません。
でも、その経験をした後にたまたまテレビで土星のニュースが流れていたとしますと、
本物を一度見たことがあればそれに引っかかるのです。
「土星だって?オレ、知ってるぞ」というように。

これが私の言う"知識の杭"です。
流れる川に杭を打ち込むように1本の杭を立てておくと
次からはそれに次々と情報が引っかかるようになります。
これがひとつの"楽勉"の形です。

私が6年生の担任だったとき、社会の成績だけが悪い女の子がいました。
6年生から始まった歴史が苦手だったのです。
そこでその子の母親はある作戦に出ました。
夏休み、県内外の20か所以上の博物館や資料館にその子を連れて行き、
豊臣秀吉が身につけた本物の羽織を見せたり、
縄文時代の土器を手に触れさせたりしました。
すると2学期からは見事にその子は歴史に前のめりになり、
成績も一気に上がりました。

すべて本物体験でなくてもいいのです。
お勧めは、家のリビングに辞典を置いておくことです。
最近の辞典は良く出来ていて、ビジュアル的にも優れています。
出来れば10種類くらいおいて事あるごとに親子で開き、
調べたことはマーキングしておくと知識が増えます。
また、国語の辞書などを使って意味や語句をクイズのように出しあったりするのも
親子で楽しい時間が持てると思います。
これが"楽勉"のコツです。   

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