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過去の放送

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2013年2月16日放送 鈴木一光さん(第1825回)

会場
金谷小学校(島田市)
講師
児童健全育成推進財団理事長 鈴木一光

講師紹介

1947年生まれ。
明治大学法学部卒業。
児童指導員として、日本教育開発センターに勤務の後、
社団法人全国児童館連合会(2000年4月より財団法人
児童健全育成推進財団となる)に勤務し、現在に至る。


ポイント第1825回「江戸しぐさに見るコミュニケーション」

私たち人間は集団で生きることを選んだサルの末裔ですから、
対人関係がうまく出来ないと生きていけません。
生まれたときから、母親と赤ちゃんは目でコミュニケーションをとります。
おっぱいを飲みながら赤ちゃんは母親を見て
母親はその目を見返すところからコミュニケーションが始まります。

コミュニケーションがうまい人、そうでない人がいますが、
やはり物事はうまく伝えたほうがいいですね。

「江戸しぐさ」は、100万人の市民がいたと言われる城下町江戸で、
細い道がくねっていたり、防犯上、川に橋がかかっていないなど不便なところを
どのように気持ちよく過ごすのかと、
町を取り仕切っていた旦那たちや親方衆が考えたルールでした。
聞くところでは全部で500くらいのしぐさが作られたといいます。

しぐさは生まれたときから癖になるくらいに繰り返すことで身につくものですが、
3代続けないと自然に行えないともいわれました。
それで江戸っ子は3代続いて本物といわれるそうです。
そのひとつに分かりきったことを言葉にすると野暮と言うのがあります。
例えば夏の暑いときに「暑いですね」などと言わず、
汗をかいている人がいたら黙っておしぼりを差し出すといったように、
行動で示せというのです。

これには反論もありますが、言葉を使わなくても93%は気持ちが伝わるといわれます。
人間が言葉を獲得したのは4万年前です。
2足歩行を始めたのが700万年前とすると、
それまではすべて五感だけでコミュニケーションをとっていたことになります。

しぐさは「思草」と書き、表に思想が現れます。
言葉づかいで言えば、「すみません」は「澄みません」で、
仏の前にいるような澄んだ気持ちになれませんという意味を含んでいます。
「つまらないもの」は、相手の恩に比較したらとてもつまらないという意味を持ち、
物に感謝をのせるという日本の文化を象徴する言葉ともいえます。

子どもの教育に関しても
「三つ心、六つ躾、九つ言葉、文十二、理十五で末決まる」と言う江戸しぐさがあり、
どの寺子屋にもこの言葉が貼られていました。

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