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過去の放送

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2014年2月 8日放送 山﨑洋実さん(第1874回)

会場
函南町子育てふれあい・地域交流センター
講師
コミュニケーションコーチ 山﨑洋実

講師紹介

1971年静岡県生まれ。コーチングを学び、
ママ友達向けに「ママのイキイキ応援プログラム」を始める。
ママの特徴に合わせ豊富な事例を用いた講座が
クチコミで評判となり、全国各地で活躍している。


ポイント第1874回「感情は伝えるもの」

コミュニケーションには家族や友人などとの対人関係のほかに、
もうひとつ、自分とのかかわりもあると思います。
自分はどんな時にどう考えるかを問いかけてみるということです。

感情的になることは誰にでもあります。
でもそうなったときはどうでしょう?
心地よかったためしはないはずです。

私たちは物事に感じて動く感動の動物です。
本を読んでも知識が入ってきますが、
それを実際に出来るかどうかは別のものです。
頭で理解しても、行動に移せなければ、
そのギャップがストレスとなって返って来ます。

ある駅のホームで私が足早に歩いていると、
近くを同じように半ば駆け足で急いでいたお母さんと3歳くらいの娘がいました。
そして、その子が突然転び、泣きだしました。
お母さんは振り返り、「いいから立って!」と言うと、
女の子はもっと激しく泣きました。

私たちはほとんどの場合、
相手の行動についての指摘をしていることが多いのです。
この3歳くらいの女の子も、
転んでしまったことをお母さんが心配する前に、
行動を指摘されたから泣いたのです。

子どもが家に帰って来て、「今日は疲れた」と訴えたら、
多くのお母さんは「いいから手を洗いなさい」などと言っていませんか?
正しいことを言っていても、一度その子の気持ちを受け止めて、
「疲れたね」と返してあげてから、
「手を洗おうね」と言えば、
素直に聞けるものです。

ある場面を想定します。
あなたの家のリビングにはランドリーで洗ってきたばかりの大きなラグマットが敷いてあります。
そこに旦那さんやお子さんが来て、色のついたジュースをこぼしてしまったらどうしますか?
間違いなく怒るでしょう。
では、もしあなたの大好きなタレントがそこに来て同じことしたらどうですか?
たぶん怒らないでしょう。
つまり、それは怒らなくても済むことだったと考えられるのです。

怒りというのは、第2次感情と言われ、
いきなりでなくあとから湧いてくる感情です。
本当の気持ちは期待、心配、悲しみなのです。
怒りの感情をぶつけるのでなく、
思いを伝えればあなたの愛も伝わるのです。

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