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過去の放送

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2014年9月 6日放送 坂本廣子さん(第1903回)

会場
清水白百合幼稚園(静岡市)
講師
料理研究家・防災教育スペシャリスト 坂本廣子

講師紹介

神戸生まれ。サカモトキッチンスタジオ主宰。
幼少期からの食育を30年以上前から提唱。
食育、介護、防災、食の村おこしなど、
広く問題解決に取り組む社会派料理研究家。

番組で紹介した本

子どもと一緒に防災の本+防災おやつ&献立レシピ
著者:坂本廣子(フォーラム・A)


ポイント第1903回「自分で守れる子になる」

日本は災害大国です。
来たるべき災害に、

私たちが真正面からぶち当たっても
負けることはわかっています。
それを、昔から日本人は避けたり
いなしたりして命を守ってきました。

一律に大人も子供も災害に出会った時、
まず守るのは命です。

命さえあれば何とかなる。でもどうするのか。

例えば火遊びだったら
、日本ではマッチとかライターとかを
見えないところに遠ざけておいたり、
火をつけにくくしたりしていますが、
アメリカでは、洋服に火がついたら
地面にごろごろ転がって消す方法を教えます。

どちらが本当に子どもを守れるでしょうか?

私たちは、自分自身を守る力をつける体験を
子どもにさせておく必要があります。

やっておかないと咄嗟には動けません。

経験がないとその場に立ちすくんでしまいますが、
一度でも経験していれば動けます。

大災害の中で子どもの命を守ることを最優先した時、
日常の中で訓練をしておくことが大切です。

地震で揺れたら、まず頭を守ります。
絵本があればそれをかぶって守りましょう。
机の下にかくれんぼしましょう。
戸棚のなかに隠れてもいいよと教えましょう。

津波が来る時、坂道を登って行きます。
今の子供は平坦な道を歩いていることが多く
坂道に慣れていませんが、
すべり台を逆に上る練習をすれば、
いざという時によじ登る力がつきます。

はしごも上から下におりてみます。

また、火事の時、煙は床から1メートル以上にありますので、
はいはいで進めば有毒ガスを吸わずに済みます。

水も飲みましょうと教えます。
脱水症状は気がついた時では遅く、
点滴しか治療方法がありません。
災害時に病院は機能していませんから、
命取りになってしまいます。

50ccずつでいいから水を飲むことです。
ダメなことを教えるのでなく、
こうすればいいということを教えるのです。

私が神戸の震災の時、
本の下敷きになった娘を救えたのも、
心肺蘇生の練習をした経験があったからです。
大事なことは日常の備えと、
子供に自分で身を守る力をつけさせてあげることです。

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