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過去の放送

過去の放送

2015年1月24日放送 安岡定子さん(第1921回)

会場
豊田南小学校(磐田市)
講師
こども論語塾講師 安岡定子

講師紹介

1960年東京都生まれ。
二松学舎大学文学部中国文学科卒業。
漢学者、安岡正篤師の孫。
論語教育の第一人者として知られ、
こども論語塾講師として
全国に20数か所の定期講座を持つ。
「心を育てるこども論語塾」(ポプラ社)など
著書多数。

番組で紹介した本

「子や孫に読み聞かせたい論語」 著者:安岡定子(幻冬舎)

ポイント第1921回「論語を楽しみ活かす」

 日頃、お子さんと論語を読む機会が多いのですが、

その場面にお父さんお母さん、

おじいちゃまおばあちゃまが参加して下さる教室もあります。

 

その時には、論語をこんな風に読んだらいい、

あるいは、ご自身がどう論語を味わったらいいかをお話しています。

 

皆さんの論語に対するイメージはどんなものでしょうか。

 

中学や高校でもお話をしますが、よく取り上げられているのは、

「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」や

「学びて思わざればすなわち暗し、思いて学ばざればすなわち危うし」

などがあります。

 

学校の授業では論語を音にする機会はあまりありませんが 、

一緒に声に出して読んでみると、皆楽しいと言ってくれます。

また、その意味を話すと、

ほとんどが全然古い感じがしないと言います。

 

「君子~」は君子(理想の人)は調和することが出来るけれども

同じではないという意味、

違う意見であってもそれぞれ認め合うので調和がとれるということです。

言うべき時にちゃんとそれを言える、

他の人と同じ意見でなくてもちゃんと言える。

これで人間関係が成り立っていくということです。

逆に、もしここで他の人と違う意見を言ったら

仲間外れにされるのではないか、 人間関係が崩れてしまうのではないかと

自分も同じ意見ですと言ってしまうのが小人と言う意味です。

 

中高生たちはホームルームで何かを決めたりするときや

クラブ活動で人間関係に悩んだりした時に、

こうした言葉を自分に重ねているようです。

 

大人になるともっと環境が複雑になり、 色んな人とかかわり、

うまくいかないことも沢山あります。

そんな時、中高生と同じように論語の中の言葉を

ふと蘇らせてみれば助けになることも多々あります。

 

ただ通り過ぎて終わりになるのか、

受け止められるかはその人の気持ちひとつです。

よき人物、よき言葉との出会いは人生に欠かせないものですが、

私は言葉との出会いを担って、

2500年前の言葉でもこんなにに素敵なんだと言うことをお伝えしたいと思っています。

 
 

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