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過去の放送

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2015年3月21日放送 多田千尋さん(第1929回)

会場
浜松学院大学付属幼稚園(浜松市)
講師
東京おもちゃ美術館館長 多田千尋

講師紹介

東京都生まれ。2008年東京おもちゃ美術館を創設。
館長を務めるかたわら、大学の講師なども兼任。
木のおもちゃを子育てに取り入れる「木育」を推進。
日本の材と、匠の技を生かすための活動もしている。


ポイント第1929回「木育のすすめ」

食育と言う言葉はよく聞くと思います。

食育基本法という法律も出来ています。

対して木育は2006年に農林水産省が提案して閣議決定され、

法律化はされていませんが、

国の事業で、東京おもちゃ美術館が5年間連続で受託し、

全国に向けて木育の仕事をしています。

 5年前まで私もこの言葉を知りませんでしたが、

一生懸命やろうと思ったのは、

日本のおもちゃの自給率が5%未満だと知ったからです。

皆さんが持っているおもちゃのほとんどは中国やヨーロッパなど、

外国から来たものがほとんどなのです。

 日本は木のおもちゃを作る力がないのかと言えばそうではなく、

逆に世界に誇る多くの匠がいて、900年前には法隆寺も作った。

また、材がないのかと言えば、

日本はフィンランド、スウェーデンに次いで世界第3位の森林大国なのです。

 技術も材もあるのにおもちゃを作らなくなってしまった。

私はおもちゃ美術館館長として悔しく思い、

いつまで外国のおもちゃに頼らなければならないのか、

自力で作って子どもたちを育みたいという気持ちで木育に力を入れ始めました。

 初めは美術館のお得意さんは

3歳から7歳くらいと見込んでいたのが大失敗で、

始まったら、ベビーカーがずらりと並んでいました。

3歳未満の子どもたちがゆったり遊べる場所がなかったのです。

そこであわてて3歳児未満のための赤ちゃん木育広場を作りました。

美術館は廃校になった小学校の12の教室を使って作っています。

元理科室を使い、杉だらけのサロンにしました。

なぜ杉なのかというと、10人の専門家に聞いたところ、

皆揃って杉がいいと答えたからです。

 杉は柔らかく温かいと言うのがその理由でした。

一人の大工さんが床の厚さを30ミリにして下さいと言いました。

思い切ってそうしてみると、本当に冬に床暖房が要りませんでした。

 ママたちも入って来るときに靴下を脱ぎ裸足になり、

子どもたちも気持ち良くハイハイしています。

 木育は科学的に証明されていないので、

大学の教授の協力を得て、効果測定をしてみました。

杉の木育サロンと、他の子育て支援センターとの差について

100の質問を投げかけた調査の結果、教授も驚くほどの差が出ました。

その上位3つは 

1、赤ちゃんが泣かない。

2、パパの滞在時間が長い。

3、ママたちが携帯をいじらない。でした。

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