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過去の放送

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2015年9月 6日放送 セルジオ越後さん(第1950回)

会場
大富公民館(焼津市)
講師
サッカー解説者 セルジオ越後

講師紹介

1945年ブラジル・サンパウロ市生まれ。
18歳の時、サッカーチーム「コリンチャンス」とプロ契約。
1972年来日、全国各地で延べ60万人以上の少年にサッカーを指導する。
アイスホッケー「日光アイスバックス」シニアディレクター。


ポイント第1950回「日本のスポーツ界を盛り上げよう」

2020年に東京オリンピックがありますが、

2020年にはオリンピックは終わるのです。

皆さん勘違いしていませんか?

アルゼンチンでオリンピックの開催地が

「JAPAN」と発表された時からもうオリンピックは始まっているのです。

皆さん、オリンピックは選手のためにあると思っていませんか?

国のためとか、経済効果があるとか言われますが、

一国民がオリンピックを自分のものにしなければいけない。

参加する人だけの人数で割ったら開催にかかるお金は高額ですが、

日本の人口約1億2千万人割れば安いと思います。

自分たちもアスリートの気分になって鍛えないといけません。

私生活でもちょっと運動を意識することが大切です。

日本に40年前に来たとき、栃木県の黒磯でアパート暮らしをしました。

そこは5階建てでエレベーターがなかったのですが、

なければ人間は歩くし、時に急いでいれば走ったりもします。

千葉県のアパートの5階に住んでいた人が

東京の高層マンションの3階に引っ越して、エレベーターを使うようになり、

それで足腰が弱くなったと嘆いている。なにかおかしいと思いませんか?

(私が知る限り)昭和47年にはスポーツジムは1つもありませんでした。

なぜかと言えば、生活自体がジムだったからです。

コンビニもなく、宅配もない、テレビのリモコンもない。

今は便利になった分、不足しているのは体を動かすことです。

のどが渇けば水を飲むのと同じように、

体を動かさなくなってジムが必要になったのです。

その上、ジムには車で行き、動かない自転車に乗ってまた車で家に帰る。

家にある自転車には乗らない。

オリンピックまであと5年あります。

各競技種目のメダルのために強化も大切です。

その活躍は皆を励ますことでしょう。でも、それだけではありません。

東京のためだけでもありません。

皆がスポーツに興味を持ち、自分の金メダルを考えてチャレンジしていくチャンスです。

例えば語学でボランティアをやり「おもてなし」を実践するのもいいでしょう。

そういう勉強をする人が増えています。

そして、勉強したらそのおかげでオリンピックの後は、

仕事の幅が広くなる可能性があります。

もう1つは人が人と出会うことで社会的にもいいものが残ります。

ある警察官は、事件があって聞き込みをしても

昔のように8割方の人が見ていないので解決が難しくなったと言っていました。

皆さんは地域で人とちゃんと付き合っていますか?

パソコンや携帯で便利になった今の社会ですが、

人と会わないことが便利と言うならこの国は崩壊します。

オリンピック招致が、人と会う・体を丈夫にする機会になったらいいですね。 

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