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過去の放送

過去の放送

2016年9月 4日放送 多田千尋さん(第1998回)

会場
清水白百合幼稚園(静岡市)
講師
東京おもちゃ美術館館長 多田千尋

講師紹介

東京都生まれ。2008年東京おもちゃ美術館を創設。
館長を務めるかたわら、大学の講師なども兼任。
木のおもちゃを子育てに取り入れる「木育」を推進。
日本の材と、匠の技を生かすための活動もしている。


ポイント第1998回「グッドトイから見えてくるもの」

グッドトイというのは、全国に6000人いるおもちゃコンサルタントが

毎年投票で選ぶ良いおもちゃのことで、

それに選ばれたおもちゃメーカーは

赤いグッドトイマークをパッケージに貼ることが出来ます。

 なぜそれを始めたかというと、沢山のおもちゃがある中で、

お父さんお母さんたちがわが子のために、

これはと思えるような目安になるものが欲しかったのです。

 日本は世界でも有数のおもちゃの生産国で、

1年に1万個ものおもちゃが作られていますが、

そのうち翌年も残っているのはわずか500という現実があります。

 あるメーカーの方に聞くと、

おもちゃの平均寿命は3か月から半年だといいます。

テレビのアニメが終了するとそれに関連したおもちゃも消えてしまいます。

 わが子からせがまれて買ってもすぐに飽きてしまい、

やがて押入れの中にということも沢山あるでしょう。

もう1つの理由は、日本にはロングセラーの玩具が育ちにくいということでした。

 ロングセラーと言われても、思い出すものはあまりありません。

ですから、よいおもちゃが長続きするようにしたいと思ったのです。

 ここにあるのは、木でできた運送会社のトラックと倉庫のおもちゃです。

トラックがバックして倉庫に入ると荷物が荷台に落ちてくる仕組みです。

単純なおもちゃですが、これを1回や2回でやめる子はいません。

 子どもは繰り返しを楽しめる天才です。

 日本のおもちゃと言えばコマがあります。日本は世界でも屈指のコマ大国で、

全国各地のお土産屋さんには必ずと言っていいほどコマのコーナーがあります。

 私が今日持ってきたコマは回すと富士山が浮かび上がります。

 ところでコマは親指、人差し指、中指の3本で回します。

この3本の指は生活の基本動作を支えてくれます。

ボタンをはめたり、鉛筆を持ったりお箸を持ったりするのもこの3本が主流です。

 ひもを使ってコマを回すことなどは昔の子どもには当たり前のことでした。

私は今でもひもを使い、手のひらでコマを回すことが出来ます。

子どものころに身に着けたことは何十年たっても体で覚えています。

 かつてある大学の先生が遊びについて2つのことを言いました。

1つは遊びを通じて相手の性格や癖を知る、つまり人間研究が出来るということ。

もう1つはエネルギーの研究で、

全力を出し切ること、全身全霊で何かに取り組むということは、

子どもの場合、遊びの中でしかありえない。

大人になっていい仕事をするためには、

子どもの時にいい仕事(=遊び)をすることが大事だと。

いいおもちゃはそのための応援団の役割をするのだと思います。

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