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過去の放送

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2017年6月18日放送 小菅正夫さん(第2037回)

会場
沼津市民文化センター(沼津市)
講師
札幌市円山動物園参与 旭山動物園元園長 小菅正夫

講師紹介

1948年北海道生まれ。
北海道大学獣医学部卒業後、旭川市旭山動物園に獣医師として勤務。
飼育係長、副園長を経て1995年園長に就任。
現在は札幌市環境局参与円山動物園担当。


ポイント第2037回「オオワシを守る」

皆さんは知床旅情という歌をご存じですか?

その歌詞の中に「遥か国後に白夜は明ける」というフレーズがありますが、

まさにその場所に今日話をする「オオワシ」がいます。

知床半島の南側に羅臼という漁村があります。

その向かいに国後があります。

そこから太陽が昇りオオワシを見る事ができます。

朝日をバックにして飛ぶオオワシは本当にすばらしいです。

オオワシは両方の翼を広げると2メートルを超え、

羽には白い模様があります。

その迫力と美しさは何とも言えません。

オオワシは地球上に五千羽から七千羽くらいしかいません。

またオホーツク海の周りにしか生息しません。それくらい貴重な鳥です。

越冬の時は南下して北海道まで来ます。

ここで、脳神経症状で死ぬオオワシがいます。

原因は猟友会の方々が撃った鉛の弾にあります。

鉛の弾は鹿など動物を撃った時、体の中で広がります。

オオワシの主食は魚ですが、動物の肉も食べます。

「猟銃で撃たれた鹿を食べているところを見た」という人がたくさんいます。

その肉の中に入っている鉛がオオワシを死に至らせます。

その数は確認されているだけでも年に20羽以上にもなります。

そのため北海道庁は鉛の弾を使う事を禁止しました。

しかし北海道以外の地域から猟にやって来た人達は

そのことを知らずに鉛を使ってしまうのです。

このままでは毎年オオワシは減り続けます。

そこで私たちは、オオワシを孵化させ野生に戻す事を考えました。

しかしオオワシは孵化しても北海道で繁殖させるには色々な面で難しいです。

それではどうするのかというと、北海道で孵化させ

ロシアの協力のもとオホーツクに戻し繁殖させるのです。

そして絶滅から守っていくのです。

皆さんにも、こんな貴重な動物を守っていくのがどれだけ難しく、

また後世に残していかなければならない大切な事なのかを

感じてもらえればと思います。

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