2018年7月15日放送 大豆生田啓友さん(第2089回)
- 会場
- 認定こども園 さくら台幼稚園(富士市)
- 講師
- 玉川大学教授 大豆生田啓友
講師紹介
1965年生まれ。青山学院大学大学院を修了後、
青山学院幼稚園教諭などを経て現職。
専門は乳幼児教育学、保育学、子育て支援。
2男1女の父。子育て本を中心に著書多数。
番組で紹介した本
「子育てを元気にすることば ~ママ・パパ・保育者へ。」 著:大豆生田啓友(エイデル研究所)第2089回「子育てを元気にすることば」
皆さん、子育ては順調ですか?
子どもに対してキレそうになる事はありませんか?
私はかつて幼稚園の先生をしていました。
それから大学院で乳幼児期の教育、保育について研究もしました。
そのため、我が家に子どもが誕生して私自身が父親になった時、
子育てを上手くできるはずだと思われがちでした。
そうです、誰よりも良いお父さんになるに決まっています。
ところが実際はボロボロでした。全然上手く子育てをする事ができませんでした。
車の中で子どもたちが兄弟げんかをしてずっと騒いでいたりすると
イラッとして「車から降りろ!」と言ってしまった事があります。
勿論、子どもを車から降ろすという行為は絶対にダメな事です。
でも子育てをしているとついついそのような感情になる事があると思います。
「こんなはずじゃなかった。」と反省してしまう事が多いのです。
ではなぜそのような行動をしてしまうのでしょうか。
イライラして感情的になってしまうというだけでなく、
「今きちんと躾ておかないと将来しっかり育つことができず、子ども自身が困るかもしれない。」
という様な不安や焦りもあると思います。
他人の子どもと比べてしまう事も原因の一つです。
自分の子だけができていなくて、成長が遅れているのではないかと不安にかられることもあるでしょう。
子育てをしているといろいろ焦ったり、人と比べたり、先のことを心配したりする、誰でもそうです。
他の人は上手くやれている様に見えるけれど、多かれ少なかれみんな悩んでいます。
そのように思い悩むのが子育てだと思います。
でも皆さん、そんなに不安にならなくても大丈夫です。私自身もそうでしたから。
今日は、そんな子育ての不安を少しでも解消する
「子育てを元気にすることば」をいくつか紹介したいと思います。