2018年10月28日放送 大谷由里子さん（第2102回）
- 会場
- 城北小学校（浜松市）
- 講師
- 人材活性プロデューサー 大谷由里子
講師紹介
１９６３年奈良県生まれ。
吉本興業で故・横山やすし氏のマネージャーをつとめ、
宮川大助・花子などを売り出す。
現在、年間３００回を越える講演・研修をプロデュースし、
自らも全国で講演・研修を精力的に行っている。
番組で紹介した本
「読むだけでヤル気がみなぎる 元気セラピー」 著：大谷由里子（ＫＫロングセラーズ）
第2102回「元気セラピー」
私は大学卒業前の就職活動で３０社ほど試験に落ちて悩んでいました。
そんな時、たまたま友達の家で見たマスコミ年鑑に載っていた
吉本興業を受け、運良く合格しました。
当時、吉本興業は世間的にあまり知られていませんでした。
社長は採用担当者に
「吉本は興業会社だ。打たれ強い人材を採用しておけ。」
とだけ言ったそうです。
なぜ私が自分の入社試験の話から始めたかというと、
どこの会社に入ったかという事は関係なく、
入った会社でどのように生きていくかが大切だという事を伝えたいからです。
私は今、学生の就職活動を支援しています。
そこでよく感じるのは
「平成生まれの学生と４０歳以上の人とでは考え方にすごく違いがある。」
ということです。
今の学生は会社を受ける前に「会社名」「ブラック」と入力してインターネットで検索します。
調べた結果を見て私に「大谷さん、この会社ブラックみたいです。」と言ってくるのです。
「何で？」と聞くと、
「土日出勤も残業もあります。営業もしなければならないみたいです。」と。
私は呆れました。
そこで学生に対して私は
「あんたら他人に幸せにしてもらう事を期待してるからうまい事いかへんねん。
自分で自分を幸せにできる人間にならなあかん！」
と熱く語ります。
これは私が吉本興業から叩き込まれたことなのです。
私は吉本興業から「ＷＨＡＴ」と「ＨＯＷ」を大事にしろと教えられました。
まず「ＷＨＡＴ」です。
「何がしたいのか、どんな人生を歩みたいのか？」という事が無いと物事が進みません。
元気になる源と言っていいと思います。
私はよく「売れる芸人と売れない芸人の違いは何ですか？」と質問されます。
答えは明確です！
売れたいと思っている芸人しか売れないのです。
「誰かが売ってくれる。」「誰かが何とかしてくれる。」
と思っている芸人で売れた人は一人もいません。
そして「ＨＯＷ」。
どのようにしたら自分の人生を思うように実現できるかという事を自分で考えるのです。
そのためにはまず「場作り」です。
「いい空気を作って皆で盛り上がっていこう！」ということです。
場や空気は自分たちで作るものです。
今日は皆さんに体を使って体験してもらいたいと思います。
