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過去の放送

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2019年1月 6日放送 川村妙慶さん(第2111回)

会場
沼津市民文化センター(沼津市)
講師
僧侶・アナウンサー 川村妙慶

講師紹介

福岡県生まれ。真宗大谷派僧侶。
関西を中心にラジオ番組のパーソナリティーなどをつとめる。
ホームページで日替わり法話を更新し、
メールでの悩み相談にも応じている。


ポイント第2111回「包みなおす人生」

ある女性から私のところに、こんな相談のメールがきました。

「私は主婦として40年間生きてきました。

いつもどおり掃除をしていたら、ある人から

『あなたって洗濯、掃除しかできない人ね。薄っぺらな人生ね。』

と言われたのです。私は悔しくて悔しくてたまりませんでした。

私の人生ってそんなに意味の無いものですか?」

皆さんも「私の人生って何だろう?」

「これで良かったんだろうか?」という後悔の念を持つ事があると思います。

「もっと勉強しておけば良かった。

家事なんかせずに働いていれば良かった。

何であの時、病気になったんだろう?

もっと用心しておけば良かった。

何で...、何で...。」

と後悔の念に苦しむ方は、私も含めて多いと思います。

人間は人生を積み重ねれば重ねる程、当然、後悔という思いが多く生まれます。

私達は後悔をする事は悪い事だと思っているのですが、

実は過去を振り返ってこれからどうやって生きて行くかという事を

真面目に考えている証でもあるのです。

しかし、私たちは肝心な「今」を見ていないのです。

過去を悔やんで未来を夢見て「今」を見失っているのです。

「今」という一瞬を私達はなかなか見られません。

人間はなぜ悩むかと言うと比較するからです。

誰かと比較して自分を上げたり、下げたりして、

「自分がどの位置にいるのか?幸福度はどうなのか?」という事を自分で決めています。

そして自分の位置が少しでも低いと駄目だと落ち込んでしまいます。

親鸞聖人の言葉に「時節の延促」というものがあります。

時節というのは時間の移り変わりです。

延促の延は時間が延びる、長いという意味です。

そして促というのは、時間が延びるのを促しているものがあるという事を言っています。

「時節の延促」という言葉を初めて聞いた時、私は意味が分かりませんでした。

そこで私の師匠にその意味を聞きました。

すると師匠は「これは、人生を包みなおすという意味だ。」とおっしゃいました。

刻々と過ぎて行く人生をやり直す事はできません。

では包みなおすとはどういう事か?

今日はその事を皆さんと考えてみたいと思います。

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