2019年12月 8日放送 大谷由里子さん(第2158回)
- 会場
- 聖隷クリストファー中・高等学校(浜松市)
- 講師
- 人材活性プロデューサー 大谷由里子
講師紹介
1963年奈良県生まれ。
吉本興業で故・横山やすし氏のマネージャーをつとめ、
宮川大助・花子などを売り出す。
現在、年間300回を越える講演・研修をプロデュースし、
自らも全国で講演・研修を精力的に行っている。
番組で紹介した本
「話し上手な人のアドリブの技術」 著:大谷由里子(KADOKAWA)第2158回「目を外に向ければ元気になる」
私は、「自分の心が元気じゃないと、
本気で他人の面倒をみたり、幸せを喜んだりできない。」と思っています。
だからこそ、「心の元気を失わずに生きて行くにはどうすればいいのか?」
というテーマで研修や講演会を行っているのです。
「心の元気」や「メンタルヘルス」は、まさに今、企業が取り組まなければならない重要なテーマです。
社員が50人以上いる会社では「メンタルヘルスチェック」をしなければならない時代になりました。
「心の元気」がいかに大切かという事を社会自体が気付きはじめたのです。
しかし、落ち込んでいる人に「元気を出せ!」と言っても、
「心の元気」は「気合」と「根性」だけで解決できるような簡単なものではありません。
大切なのは普段から、「落ち込んだ時、どうすれば自分は元気になれるのか?」
「どうすれば復活できるのか?」を自分自身が知っておく事です。
しかし、まだ社会に出ていない子どもたちは自分で問題を解決できない場合があります。
子どもたちを元気にしたり、守る事ができるのはお母さんやお父さんの「力」が必要になってきます。
他人はなかなか自分を幸せにはしてくれません。
幸せにしてくれるのは、自分自身と自分を愛してくれる人たちです。
愛する我が子を幸せにするにはどうすればいいのでしょうか?
自分に何かが起こった時、人はまず「驚愕」します。
そしてそれは、「悲しみ」や「怒り」という感情に変わっていきます。
「なぜ私だけがこんな目にあわなければならないのか?」と感じてしまうのです。
その「悲しみ」や「怒り」といった感情を受け止めた時、人は変わり始めます。
「私自身に今、こんな事が起きている。」という事実を素直に認める事です。
そうすれば、人はその状況から脱出する方法を模索しはじめます。
模索を始めた時、人は、「やる気」が出て来ます。
この「心の動き」を知って、どう行動すればいいかという事を私は実践しています。
そして最終的に、その状況から脱出するのです。
皆さんご自身もそうですが、
同じように落ち込んでいるお子さんの「心の動き」もサポートしてあげてください。
今日は、心が元気になる色々なヒントを皆さんと一緒に考えたいと思います。