2022年8月14日放送 勝俣州和さん(第2293回)
- 会場
- 蒲原生涯学習交流館(静岡市)
- 講師
- タレント 勝俣州和
講師紹介
1965年生まれ。静岡県御殿場市出身。
1988年、番組オーディションを経て芸能界デビュー。
アイドルグループCHA-CHAの一員としても活動。
現在はバラエティ、情報番組など多方面で活躍。
番組で紹介した本
「全力疾走するバカになれ ~明るく、楽しく生きたい人に贈る75の言葉~」著:勝俣州和(小学館)
第2293回「明るく楽しく生きたい人へ」
人からいただいた言葉、そして素敵な出来事があった時に思いついた言葉...。心に残った言葉をノートに書きとめてきました。その中から明るく、楽しくなる言葉を紹介します。
まずは、楽しく生きるための言葉です。
【二兎追いたかったら二兎追いましょう。三兎、四兎が現れます。】
普通は「二兎追うものは一兎をも得ず」で、2つのことを同時にするとひとつも成功しないという教えです。でも興味のあることが同時にできたら両方やっていいと思います。ウサギを二羽追いかけたら行動範囲が広がって、そこにシカやイノシシが現れるかもしれません。文字通り何も得られないこともあるかもしれません。しかし成功しなくても経験値として自分の力になります。次のチャレンジへの勇気になります。楽しく生きるために必要なのは好奇心とチャレンジ精神です。
次に人として大事な言葉です。
【嘘が絶対につけない人を3人以上持ちましょう。】
僕の場合の3人は萩本欽一さん、柳葉敏郎さん、哀川翔さんです。この3人は、例え困難な状況でも言い訳をしたり逃げようとしたりしません。だから僕も困難に直面した時に3人のことを思い浮かべます。3人がいたからこそ僕は目の前の壁を必死になって乗り越えることができました。
そして焦らない生き方についての言葉です。
【『人生の波待ち』を楽しめる人が
いい波が来たときに上手に乗ることができます。】
僕は5人組アイドルグループ「CHA-CHA」のメンバーでした。デビューから休みのないスケジュールが4年間続きました。ところが、解散したら月に1日しか仕事がありませんでした。でも僕は逆にうれしかったです。自由に使える時間を何に使おうか考えました。まずはディズニーランドです。アイドルの時には行けなかったので彼女と毎週行きました。彼女のためにうんちくや情報をたくさん仕入れました。
そしてグルメ。毎日3軒を目標にお店を回り、手に入れた情報をグルメノートにまとめました。さらに東京周辺の有名な神社を回りました。しばらくすると、次々にブームが来ました。ディズニー、グルメ、そしてパワースポット。貯めておいた情報を披露すると仕事がたくさん来るようになりました。
いま「人生の波待ち状態」という人もいると思います。できた時間はプレゼントだと思ってください。きっと楽しくて大きな波が来ます。
最後にチームワークの大切さに関する言葉。
【面白いものは、面白い人が作るものではありません。
誰かを笑顔にしたいという思いの強い人が作れるのです。】
これは萩本欽一さんが教えてくれた言葉です。笑いはひとりではできません。思いやりのあるチームが作った笑いはみんなを温かくします。そして自分のためではなく人のために作った笑いは必ず心に届きます。