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過去の放送

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2007年9月13日放送 ダニエル・カールさん(第1550回)

会場
島田第五小学校(島田市)
講師
山形弁研究家・タレント ダニエル・カール

講師紹介

1960年アメリカ生まれ。高校時代、奈良に1年間留学。
大学時代にも来日し、大阪・京都・佐渡島で過ごす。 
大学卒業後、山形県に文部省(当時)英語指導主事助手
として3年間赴任し、山形弁をマスターする。


ポイント第1550回「和食ってすばらしい」

今日は食育をテーマにお話ししたいと思います。といっても堅苦しく考えずに、身近なところで和食の魅力とは、という話しです。

みなさん、毎日和食を食べていますよね。私もこうみえて、和食ばっかり食べています。ご飯だったり、すり身の魚だったり、他の国では食べられないものばかりです。

その和食について、外国人の私から見た魅力の一つは、日本は南北に長くて料理の味付けが幅広いことです。大まかに言えば、北の方は味付けが濃く、関西近辺では味が薄くなります。また南に行けば甘くなります。私が初めて日本に来たのは関西で、その薄味に慣れ、その後山形に行きましたから、濃い味にも慣れました。私はどちらも美味しいと思いますが、関西の友達を山形に呼ぶと、彼らはその味付けにビックリします。逆の場合もそうですね。私が生まれたカリフォルニアは日本とほぼ同じ面積ですが、ここまでバラエティに富んだ食文化はありません。日本はスゴイと思います。

もう一つの魅力は、材料です。和食に使う食材は、海の幸、山の幸、本当に豊富です。中国も多いと思いますが、日本も負けていないでしょう。

三つめは、工夫です。みなさんは気付いていないかもしれませんが、和食ほど面白く楽しく美しく工夫されている料理はありません。外国人がはじめて見たときに何を食べているのかわからないものばかりです。例えば豆腐。生き物なのか、植物なのかわからず、不思議な食べ物に感じました。大豆から作るなんて思いもしません。こんにゃくや蒲鉾もそうです。でも、こうやって食べやすくしたり、見た目をきれいにしたり、栄養分を増やすためにいろいろ工夫するのが和食の特徴だと思います。

これら3つはそれぞれシンプルなことかもしれませんが、日本の文化として大事にして欲しいと思いますし、もっと自慢していいと思います。

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