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過去の放送

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2007年10月27日放送 服部幸應さん(第1557回)

会場
菊川文化会館アエル(菊川市)
講師
服部栄養専門学校校長/医学博士 服部幸應

講師紹介

1945年生まれ。
立教大学卒、昭和大学医学部博士課程修了。
「料理の鉄人」「SMAP×SMAP」などの様々なテレビ番組の料理監修を行う。現在は食育を通じた安全・安心・健康の活動に取り組んでいる。「食育のすすめ」「服部幸應のはじめての食育」など著書多数。


ポイント第1557回「食育のすすめ」

今日は食育についてお話します。皆さん「食」という漢字を分解してみたことありますか?「人」に「良い」というふうに見えますよね。人に良いものが「食」で、人を良くすることができるのも「食」なんです。これがまさに食育です。

日本の教育の柱というと、知育・徳育・体育ですが、僕は20年ほど前からこの3つがうまく機能していないなと思っていました。そこで、この三本柱を支える食育というものを加えたらどうだろう、と思ったんですね。

人間は、20歳になると骨の形成が97%にまで達すると言われています。この間に、いかにバランスの良い食生活を送るかがポイントです。その中でも、3歳〜8歳というのが特に重要で、栄養の面からはもちろん、お箸の持ち方や姿勢などマナーをしつける時期でもあります。親や家族とのふれあいの中で人間は自然と成長していくんです。しかし、現代では、こういった関係が希薄ですよね。

そんな中で僕は、現代社会に見られる6つの「こ食」に着目しました。一人で食べる「孤食」。家族が個々に好き勝手なものを食べる「個食」。好きなものしか食べない「固食」。食べる量が極端に少ない「小食」。お米を食べない「粉食」。味付けの濃い加工食品中心の「濃食」です。

食育というのは、ただ食べればいいんじゃないんですね。6つの「こ食」にも見られるように、食の周りにある環境をどのように作っていくかということを踏まえていかなければいけないんです。

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