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過去の放送

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2007年12月22日放送 高橋章子さん(第1565回)

会場
藤枝市立青島北小学校(藤枝市)
講師
エッセイスト 高橋章子

講師紹介

昭和27年東京都生まれ。武蔵野美術大学卒業。70~80年代に時代をリードした投稿雑誌「ビックリハウス」の編集に参加。昭和52年、24歳で編集長に就任し、昭和60年の終刊号まで務める。現在は、テレビ・雑誌のコメンテーター、講演、パネリストなど多方面で活躍中。


ポイント第1565回「世間を騒がすダメ親たち」

私は、「ビックリハウス」という雑誌の編集長をしていました。その当時、編集部にはコピーライターの糸井重里さんなど様々な方が遊びに来ていました。また詩や文章を書くのが好きな高校生も多く集まっていて、作品を見せてもらったり、悩みの相談にのってあげたりしていました。

しかし、親御さんから「うちの子供は優秀なんだから、そんなところで遊ばせるな!」とよく電話がかかってきたものです。過保護な親が多いなと思っていましたが、最近の親はそれにも増して、ダメ親だと思うことがあります。

例えば、子供をペット化する親。自分の子供を異常にかわいがる人がいるんですよね。中学生ぐらいの子供をひざに乗せて、いつまでも赤ちゃんのように扱う親もいる程です。

また、自分の子供のことしか考えない親もいます。子供のためなら何でもするという感じで、例えば子供のクラスに優秀な先生が就くように教育委員会に電話をする親もいるんです。しかし、実際に子供がその姿を見たらどう思うでしょうか。

他人のことはよく気付くのですが、私も最近、自分がダメ親だと思うことがありました。健康に気遣って、ウォーキングを始め、次男を誘ってみたんです。二人で歩いていると、息子が学校のこと、進路のこと、恋愛のことなどたくさん話してくれました。そのとき、普段いかに会話をしていないかが分かりました。

子供が何人もいると、なかなか一人とじっくり話をするのは難しいですよね。しかし、会話をしなければ何も見えてきません。会話がきっかけとなって自分がダメ親だと気付くこともあるのではないでしょうか。

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