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過去の放送

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2008年2月 2日放送 長谷川博一さん(第1570回)

会場
裾野市立西小学校(裾野市
講師
臨床心理士 長谷川博一

講師紹介

1959年名古屋市生まれ。東海学院大学人間関係学部心理学科教授。専門は心理療法、犯罪心理、児童虐待、スクールカウンセリング等。学校、児童相談所、裁判所と連携した実践活動や、不登校の子どもの家庭にメンタルフレンドを派遣する活動等を行う。


ポイント第1570回「子どものまなざし 親のまなざし」

今日は子どもへのまなざしというテーマでお話ししたいと思います。

最近は学校でも、個性尊重ということが盛んに言われていますね。例えば、得意な教科があったり、勉強は苦手だけど運動が得意だったりと、どの子どもにも褒めるところはあります。しかし、事情があって学校に通えない子どもや、不登校の子どもはどうでしょう?私は、不登校児のカウンセリングをしているのですが、子どもたちは、心の中に親に聞いてもらいたいことをたくさん抱えていると感じています。私は、そのような子ども達に対して「聞くよ、なあに。なあに。」と何度も言うようにしています。その子に取り得は無いかもしれないけれど、存在を認める言葉だからです。

今の時代、自分を否定して生きている子ども達は数多くいます。自分の子どもに幸せに育ってもらうためには、自分は生き続けていいんだという自己肯定の気持ちを持たせてあげることが第一です。その一歩として、今日から「この家に生まれてくれてありがとう」と言い続けてあげてください。

そして、子どもらしさを失わずに伸び伸びと育つためには、お母さん達も自己肯定の気持ちを忘れないことが必要です。母親が苦痛を感じていると、子どもは母親を怒らせまいと、子どもらしさを抑えてしまいます。母親が自分自身を大事にして初めて、子どもに優しいまなざしで接することができると思います。

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