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2008年4月26日放送 杉山亮さん(第1582回)

会場
生涯学習センターひぐらし会館(伊東市)
講師
児童書作家 杉山亮

講師紹介

1954年東京生まれ。都内の保育専門学校を卒業後、東京都利島村の村立保育園などに勤務し、7年間保育に携わる。30歳でおもちゃ作家に転身し、40代からは児童書や絵本のテキストを書き始める。「用寛さん本伝」「あなたも名探偵シリーズ」など著書多数。2006年から山梨県小淵沢に在住。


ポイント第1582回「子ども服から見えるもの」

保育士時代の話ですが、プールの時間に4歳の女の子がセパレートの水着を着てきました。私は、あまりいい気がせず、親が「かわいい」という理由だけで買ってしまったのではないかと思いました。そして、そのことをある新聞のエッセイに書いたのです。

すると、読者から意外な反応が返ってきました。それは、「幼少期の女の子にはセパレートの水着の方が適している」というものです。その理由は、一つに脱ぎ着が楽でお手洗いが簡単、二つ目に成長が早い時期なのでワンピースに比べ長期間着られる、三つ目に体に触れる部分が少ないので違和感を感じないということでした。私は、このことから子ども服の奥深さを感じ、選び方を見直す必要があると実感しました。

子ども服を選ぶポイントというと、一つに無地の色違いで色々な組み合わせに対応できるものということです。派手なマークやキャラクターの入った服だと、そればかりが目立ってしまい、子ども自身が持つ輝きを消してしまいます。二つ目に、ポケットが付いているということです。子どもは色々なところで石や植物など自分だけの宝物を探してきます。その作業を手助けするのが、ポケットなのです。三つ目に、自分で脱ぎ着ができるものということです。子供服において最も大切なことは、暑さ寒さから自分の体を守るということです。暑かったら一枚脱ぐ、寒かったら一枚着るという自己管理がしやすい服を子どもに提供しましょう。

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