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過去の放送

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2008年7月19日放送 武田美保さん(第1594回)

会場
西ヶ谷総合運動場屋内プール(静岡県静岡市)
講師
シンクロスイマー 武田美保

講師紹介

1976年京都府生まれ。
5歳から水泳をはじめ7歳でシンクロに転向、17歳で日本代表入り。1997年より立花美哉選手とデュエットを組み、日本選手権7連覇や世界水泳福岡大会で優勝を果たす。アトランタ・シドニー・アテネ五輪で5つのメダルを獲得。現役引退後は講演会やCM出演、シンクロを用いたショーなどにも参加している。


ポイント第1594回「想いを表現する」

私は3回オリンピックに出場し5個のメダルを獲得しました。これは個人では最多タイ記録ということですが、メダルは自分がやってきたことの証だと思っています。

シンクロの練習は本当に大変で、何度も泣いたし何度もやめたいと思いました。それでも続けてきたのは達成感のためでした。アトランタではメダルを取った実感が全くなく、シドニーではデュエットで大きな失敗をしてしまいました。アテネでようやく満足のいく演技ができたので引退できました。

最近の子どもたちは、無気力、無関心だと言われていますが、達成感を感じていないからかもしれません。大きな達成感を得るためには毎日の小さな達成感の積み重ねが必要です。嫌なこと、苦しいことだとしても、自分自身が敏感になり、苦しい中でも小さな喜びを見つることができれば続けられると思います。

また、最近、子どもたちの体力が落ちていると言われていますが、私は半信半疑なんですね。というのも、子どもたちは体力測定に本気で臨んでいないのだと思うからです。例えば遠投にしても、ガムシャラにボールを投げるのがカッコ悪いと思っているのではないでしょうか。私だって自信がない種目だったら、もうこの辺でいいやと思います。でも、そこで目標を立てて、不恰好でもいいから一度自分の限界を知ってみると、新しい自分に気付くことができると思います。

楽ばかりしていて目標を達成できるはずがありません。人間は能力の30%くらいしか使っていないといいます。残り70%を信じて、良い意味での過大評価をしてみると、困難にも立ち向かっていけると思います。

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