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過去の放送

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2008年8月 2日放送 高野進さん(第1596回)

会場
東海大学湘南キャンパス(神奈川県平塚市)
講師
東海大学体育学部准教授 高野進

講師紹介

1961年静岡県生まれ。陸上400m走でロサンゼルス・ソウル・バルセロナと3大会連続でオリンピックに出場。バルセロナでは日本人としては60年ぶりに陸上短距離で決勝進出という偉業を成し遂げる。現在は大学教員や陸上コーチとして活躍するほか、日本陸上競技連盟理事・強化委員長も務める。


ポイント第1596回「走りはコミュニケーション」

バルセロナ五輪では日本人として60年ぶりに陸上短距離の決勝に進出しました。そこに目標を置き、少しづつ準備をしてきた成果だと思っています。

いきなり決勝に残ったわけではなくて、9位だったりそれ以下の順位を繰り返しながら、どうしたら順位を上げられるかを考えて努力してきたので、それが報われたと、ほっとしました。

現役引退後は、大学の陸上部短距離コーチをしていますが、他にも一般の方を対象に運動教室を開催しています。人間は他人より早く走れたら嬉しいし、身内が運動会で一等賞になったら大喜びします。走ることに挑戦し続けているのが人間です。ですから、オリンピックでも運動会でも、がんばって走ったことに自分も他人も感動できるのです。その感動をみんなに伝えていきたいと思っています。
また、最近の私の研究テーマに「ランニングコミュニケーション」というものがあります。これは気分が落ち込んだり悩みがあるとき、部屋に閉じこもっているより、外で走りながら考えた方がよりポジティブになれるという、私自身の経験に基づいたものです。ときどき学生が私のところに相談に来たりするのですが、二人でジョギングしながら悩みを聞くと、不思議とお互いスッキリするものです。

これは物理的に前に進んでいることで、心理的にも前向きになるのではと考えています。しかも、走ると両足ともに宙に浮いている瞬間があり、それが不確定な未来への挑戦心にもつながるのではないかと思います。これは親子のコミュニケーションにも利用できると思いますので、是非試してみてください。

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