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過去の放送

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2009年5月23日放送 柳本晶一さん(第1636回)

会場
浜松市立高台中学校
講師
前バレーボール全日本女子チーム監督 柳本晶一

講師紹介

1951年大阪生まれ。高校卒業後、
実業団リーグでセッターとして活躍。
2003年全日本女子チーム監督に就任。
アテネ五輪 北京五輪、共に5位に導く。


ポイント第1636回「柳本流 ほめ方の極意」

全日本の指導者として、6年間の監督経験から、
選手の育成法についてお話したいと思います。

指導は、画家が絵を完成させるのに似ています。
画家が絵を描くとき、どんな色を使おうかと考えます。監督は選手やスタッフを使って、成功のプロセスを思い描きます。選手にはそれぞれ個性があり、器用な子もいれば不器用な子もいますし、上手い子もいれば下手な子もいます。しかし、ひとつ言える事は下手な選手は下手で終わらないという事です。

2003年に監督になった時、選手には全く目的意識がありませんでした。
「メダルを取りにいく」と話しても全く反応がなく、はっきり言って三流の状態でした。写真を撮られる時、皆さん「ピース」をしますよね。やってみると分かりますが片手だと限界があります。でも、片方の手を添えるとさらに広がります。この片手が監督の仕事で、それを具体的に言うとほめる事なのです。

ただ、このほめ方にも大切なポイントがあります。
選手はそれぞれ個性があるので上達の度合いも違いますが、伸びた瞬間にほめなくてはなりません。なぜかと言うと選手は上達したなと思ってもどこか心配で、その時に何も言われないと焦るのです。ですから、私は真剣に選手と向き合っています。その瞬間を見逃さないでほめると、選手はさらに上達します。

ところで、私は滅多に怒りません。選手はミスを自覚していますからね。やはり、何が大切かと言うとほめる事です。ほめれば確実に伸びますから。

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