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過去の放送

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2009年6月27日放送 セルジオ越後さん(第1641回)

会場
浜松市立高台中学校
講師
サッカー解説者 セルジオ越後

講師紹介

1945年ブラジル・サンパウロ市生まれ。
18歳の時、サッカーチーム「コリンチャンス」とプロ契約。
1972年来日、全国各地で延べ60万人以上の少年にサッカーを指導する。
アイスホッケー「日光アイスバックス」シニアディレクター。


ポイント第1641回「子どもの自発力を育てる」

日本に来て40年、子供達にサッカーを教える「少年サッカー教室」は20年になりました。北は北海道、南は沖縄まで、50万人近くの子どもを指導してきました。そのため「昔、教わりました」とよく声を掛けられます。

この20年、社会環境が大きく変化したことによって、教えることが難しくなってきたと感じています。祖母や両親から教わったことが、今の時代に合わない、そこにジレンマを感じます。昔は、生活も今のように便利ではなく、子供もたくさんいて、親は忙しく、いちいち子供にかまっていられませんでした。オモチャも満足にありませんでした。では、子ども達はどうしていたのでしょう?子ども達は自分自身で考えて工夫して生活し、遊んでいたと思います。子ども同士で遊ぶことはとても大切なことでした。自然にガキ大将ができて、ルールも作っていたと思います。ところが、今の大人は時間に余裕があるのか、熱心すぎるのか、子ども達の遊びにまで、口を出しすぎています。大人がガキ大将になってはダメです。

子ども達のもめ事はすぐに解決せず、時間がかかります。その時間がかかるということが大切で、そこに工夫が生まれます。大人は口を出さずに長い目で見守ってください。

今の世の中、スピードが求められているような気がしますが、子ども達の工夫や考え方を奪ってしまっているのです。子ども達がじっくり考え、工夫するゆとりを与えてほしいと思います。

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