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2009年11月28日放送 相田一人さん(第1664回)

会場
清水町地域交流センター
講師
相田みつを美術館館長 相田一人

講師紹介

1955年栃木県生まれ。相田みつをの長男。
東京国際フォーラムにある「相田みつを美術館」館長。
現在、美術館業務の傍ら、
全国各地での講演活動や執筆活動を行っている。


ポイント第1664回「一生勉強一生青春」

父・相田みつをは60歳まで無名で67歳で亡くなりました。
遅咲きでした。

父は、戦時中に青春期を過ごし、旧制中学校の時に人生で最初の挫折を経験しました。
6人兄弟の3番目で2人の兄が進学を諦めて家業を手伝ってくれたおかげで、
旧制県立中学校に進学できました。

2人の兄の分まで勉強しようと決意し、成績もトップクラスで陸軍士官学校をめざしました。
しかし4年生の時に軍事教練の教官にうとまれ、
また、やってもいないことの嫌疑をかけられ、不合格をつけられました。
結果、希望の学校に願書を出しても受け付けてももらえませんでした。
2人の兄の犠牲の上でめざした新学の道は閉ざされました。17歳で味わった大きな挫折です。

父の書斎は書き損じの紙で埋まっています。
たくさん書いて一点だけ選び、残りは全て燃やします。
お手本がなかったから、自分の道が正しいかいつも検証していました。
絶えず勉強していなければ自分の進むべき道がわからないという強い思いがあったからです。

父は、楷書も草書も巧みに書けました。
しかし、どんなにうまく書いても、技術だけでは感心はしてもらえるが、感動はしてもらえない。
そこで自分のスタイルを工夫したのが父の書体なのです。

年をとっても心と精神は常に柔らかく若々しくありたい。
青春期の大きな挫折から、書家・詩人という自分の力だけが頼りの世界で生きてきた父。
自分の進む道が正しいか、絶えず勉強しながら生きてきた父の座右の銘が
「一生勉強一生青春」なのです。

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