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過去の放送

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2010年5月 1日放送 舞の海秀平さん(第1685回)

会場
磐田市立磐田北小学校
講師
スポーツキャスター 舞の海秀平

講師紹介

1968年青森県生まれ。
日本大学卒。
高校教諭の内定があったものの、大相撲入りを決意。
90年出羽海部屋入門。
99年現役引退まで五度の技能賞受賞。


ポイント第1685回「決してあきらめない」

最近、外国人力士の活躍が目立ちますよね。
体は大きいしパワーもある、
でも強さの秘密はそれだけではありません。

強くなって番付を上げ、お金を稼いで、外国にいる家族に仕送りをするという
はっきりとした目標があるのです。人生を賭けています。
それに比べ、日本人力士はすぐあきらめてしまう傾向があります。
昔は親が強くなるまで帰ってくるなと言っていましたが、
今は辛かったら帰っておいでと言うそうです。
1年未満で辞めてしまう人がいますが、せめて4、5年は頑張ってもらいたいと思っています。

私は、小学校から大学まで相撲に取り組んでいましたが、
大学卒業時には高校の教諭に内定していました。
そんな時、相撲部の後輩が20歳で、突然病死しました。
ご両親の「これから、やりたい事があったはずなのに」
という言葉を聞いて、自分を見つめ直しました。
自分のやりたい事は大相撲への挑戦でした。
しかし両親や大学相撲部の監督は大反対でした。
そんな小さな体では、無理に決まっていると言われましたが、あきらめませんでした。
新弟子検査では、規定の173センチに4センチ足りず、
美容整形で頭にシリコンを入れて、大変な思いをしてやっと合格しました。

私の番付が上がるにつれ、巨漢力士の小錦や曙と対戦するようになりました。
稽古では全く歯がたちません。本音は怖くてやりたくない相手です。
大きい人にも必ず弱点があり、小さい人にも長所があります。
小兵力士ほど、作戦を考えたと思います。
発想をかえ、あきらめずに考えた結果が出た時は、本当にうれしかったです。

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