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過去の放送

過去の放送

2010年6月12日放送 小林公夫さん(第1691回)

会場
浜松市相生幼稚園
講師
法学博士 小林公夫

講師紹介

1956年東京都出身。
法学博士(一橋大学)。
現在は、明治大学法科大学院の教育補助講師。
中学受験生や医学部受験生を長年指導。
著書が「ドラゴン桜」で取り上げられた。


ポイント第1691回「社会性をはぐくむ子育て」

私は30年近く、中学受験生や医学部受験生の
指導をしていて、受験指導のプロと言われています。
そのプロが、家庭ではどんな子育てをしているのかと
よく聞かれます。

我が家には、小学6年生と4年生の娘がいます。
主要科目だけでなく、美術や体育など、
学んだ事を社会でどう活かすかを重視して子育てを行っています。
社会性をはぐくむという観点です。
私は、我が家を「株式会社小林」と思っています。
娘達は社員で、私は父親であり社長です。
洗濯物をたたむ、掃除をするなど、
子ども達が、子どもなりにできる“仕事”をちゃんとしているか観察しています。
勉強や手伝いができていない時は、もちろん注意します。
親にとって、子どもはかわいいものです。
だからといって、失敗や粗相をすべて受け入れ許してしまったら、
その子は社会に出た時、人に迷惑をかけても気づかない人に育ってしまいます。

社会性をはぐくむという点から、
ぜひ、お子さんに身につけてもらいたいことのひとつに、現場解決力があります。
それは、困難に直面した時、自分でどう切り抜けて解決するかということです。
我が家では、娘にあえて難しいお遣いをさせています。
先日、プリンターのインクカートリッジを買いに行かせました。
近所の電器店には、まずありません。そこで、専門店を調べて出かけます。
しかし「取り寄せないとない」と言われ、私に「いつまでに必要か」と聞いてきました。
経験する事で、様々に判断する力や解決する力がついてきます。

確かに勉強する事により知識は得られます。
しかし、それがすべてではありません。
学んだ事を、社会に還元し、役立たせないと意味がないと娘に言い続けています。

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