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過去の放送

2017年2月19日放送 小島慶子さん(第2021回)

会場 御殿場市市民交流センターふじざくら(御殿場市)
講師 タレント・エッセイスト 小島慶子
講師紹介

1972年オーストラリア生まれ。1995年TBSに
アナウンサーとして入社し、2010年に退社。
現在は家族と共にオーストラリア・パース在住。
タレント・エッセイストとして幅広く活躍している。

番組で紹介した本 これからの家族の話をしよう わたしの場合 著者:小島慶子(海竜社)

第2021回「小島家流子育て」

2人の息子が6年生と3年生の時に

オーストラリアに引っ越して、3年が経ちます。

 よく、転勤ですか?と聞かれますがそうではなく、

夫がある時突然「仕事やめていい?」と聞いてきて、

その理由が人生を違う角度から見てみたいと言うことだったので、

どうせなら、うんと違う方向で見るのもいいのではないかと思って

オーストラリアに引っ越しました。

 2人の息子は典型的なB型で、

好きなことは一生懸命やるけれど、興味のないことはやらないので、

のびのびと生きることをしてみたらと言うのも理由の1つにありました。

 それに私も夫も中学受験の経験者で、夜8時には塾に行き、

10時に寝ると言うような生活は子どもにいいのかと考えたら、

そうではないと思いました。

それに、今や日本の企業も世界から人が集まり、

日本人も世界にどんどん出て行く時代です。 

そのために英語は必要です。

では、夏休みに海外キャンプでも行けばいいと思っても、

それにはお金がかかるし、

だったら英語をしゃべる人が住む所へ行ったほうが早いと言うことになったわけです。

 たまたま私は父の転勤でパースに3歳までいて、

何となくいい環境だったという記憶もあり、

両親からは子育てにはいい町だったという話も聞いていたので、

夫に「行く?」と聞くと「いいね」との返事。

そして夫があっという間に旅行エージェントを探してきました。

 そして皆で下見の旅行に行きました。 

行ってみると、小鳥がさえずり、あたりに美しい花の香りが漂う町でした。

エージェントの方が小学校の見学もできますよと言うので見に行くと、

海外の子どもがちゃんと学べるコースがあり、

ちょうどその学年に空きがあると言われました。

日本に帰り、子どもたちは今の友達と分かれるのは辛いと言って悩みましたが、

最終的に人生は冒険だと決断し、2014年2月に引っ越しました。

私は子どもたちに必要なのは英語、算数、手に職と思っていました。

その3つを組み合わせれば何とか世界のどこかでやっていけると。

3年が経ち、息子たちは英語で普通の授業を受けています。

35か国から来ている子どもたちとともに学んでいます。

これから先、文化や価値観の違う人たちと向き合うことになる彼らですから、

一人一人の違いを体感できる環境に引っ越したことが大きなことだったと思っています。 

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