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過去の放送

2022年10月30日放送 大豆生田啓友さん(第2304回)

会場 テレビ静岡(静岡市)
講師 玉川大学教授 大豆生田啓友
講師紹介

1965年生まれ。青山学院大学大学院を修了後、
青山学院幼稚園教諭などを経て現職。
専門は乳幼児教育学、保育学、子育て支援。
2男1女の父。子育て本を中心に著書多数。

番組で紹介した本 「非認知能力を育てる『しつけない』しつけのレシピ
 0歳~5歳児の生活習慣が身につく」

著:大豆生田啓友・大豆生田千夏(講談社)

第2304回「しつけない しつけ」

しつけは親の責任という思いが強く、大きな負担を感じたり、うまくいかずに悩んだりしてしまいます。今回は、幼児教育の現場から寄せられた悩みをもとに『しつけ』に関するアドバイスをお送りします。


【Q.どうしたら食べ物の好き嫌いがなくなりますか?】

食べ物の好き嫌いは子どもの個性でもあり、個人差が大きいものです。親としては悩ましいものですが、あまり焦りすぎないようにしましょう。長い目で見ていくことが大切です。保育園に通っているのであれば、集団の効果も大きいです。例えば、大好きな先生や友だちがおいしそうに食べていたり、園で育てた野菜が出されたりすると「自分も食べてみよう」という気持ちになります。

子どもが苦手な食べ物を残してしまったとしても、食卓に並べただけで親としての役割を十分に果たしています。長い目で見守りながら食事を楽しむことが一番です。


【Q.イヤイヤ期でぐずることが多いです。子どもの気持ちを受け止めないとダメなことはわかっているのですが、私自身がイライラしてしまい、それができません。】

イヤイヤ期は子どもの成長の過程で起こる必然的な現象です。決して親の育て方によるものではありません。そして個人差もあります。

保育士の対応で、こんなコツがあります。例えば子どもが歩くのを嫌がったとき、まず「ここまでよくがんばったね」と一度受け入れます。落ち着いたら「じゃあどうする?ちょっとお休みしてから?一緒に手をつないでいく?」と、その子が自分の気持ちを切り替えられるような提案をします。そしてうまくできたらほめてあげます。これが成功体験につながるのです。

イヤイヤ期は、親に余裕がないとイライラしてしまいます。疲れていたり、仕事のことで悩んでいたり、子ども以外に理由があることもあります。親自身が自分の時間を持ってリフレッシュすることも大事です。


【Q.4歳と1歳のきょうだいです。上の子の赤ちゃん返りがひどくて困っています。】

下の子に手がかかって、時間を取られてしまうのはしかたありません。しかし、上の子も4歳でまだまだ甘えたい時期です。実は我慢をしています。アドバイスとしては上の子だけのスペシャルな時間を作ってあげましょう。休日に半日、数時間でもいいです。下の子はパパや周りの大人に任せて、ママと上の子の二人だけでデートをしてみてください。

子育てしてをいれば、『しつけ』で悩むこともあるでしょう。そんなとき、厳しく接して「~させる」という昔ながらのしつけではなく、子どもが「自分からやってみよう」と気持ちを切り替えられるようなアドバイスを心掛けてください。その体験が自信につながります。子どもはその子らしく、親自身も自分らしく、子育てにもゆとりが大切です。

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