2016年11月 6日放送 清水国明さん(第2007回)
会場 | 雄踏文化センター(浜松市) |
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講師 | タレント・河口湖自然楽校楽校長 清水国明 |
講師紹介 | 1950年福井県生まれ。 |
会場 | 雄踏文化センター(浜松市) |
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講師 | タレント・河口湖自然楽校楽校長 清水国明 |
講師紹介 | 1950年福井県生まれ。 |
僕はテレビなどの仕事をしながら魚釣りをしたり、
アラスカやカナダでキャンプをしたりして、それが生活の中心になってきたら、
いつの間にかアウトドアの達人と呼ばれていました。
実は自分が最初に言いましたが。
河口湖のほとりで自然体験教室をしたり、
瀬戸内海の無人島に自然を体験する場所を作ったりしながら、
自分が一番楽しんでいます。
ログハウスは仲間と一緒に18棟も作りました。1人で作ったこともあります。
もの作りが好きで、自然の中で過ごす時間が長ければ長いほど豊かだと感じます。
芸能人でもあちこち飛び回って忙しいことを自慢する人がいますが、
好きなことが出来ないのはどうかと思います。
勝ち組負け組とよく言われます。
僕は好きなことをしてお金持ちになるのが1番だと思います。
好きなことで世の中に貢献できて、皆が喜んでくれ、感謝のお金が入る。
2番目は好きなことやっているけれど貧乏な人。
3番目はあまりよくないことをやってお金もちになった人です。
4番目もあります。それは、いやなことをやって貧乏な人です。
芸能界でも本意でないことをやって儲からないということもあります。
僕は好きなことをやって2番目にはなれました。
あとは僕のやっていることに興味を持っていただき、遊びに来ていただき、
お金を落としてくだされば勝ち組になれるのですが。
私の言う自然というのは、「他然」、つまり他のものにコントロールされない、
しがらみのない状態です。
自然の中で過ごすと、本来の自分が戻ります。
私の8歳になる息子は瀬戸内海の無人島に連れて行くと、
それまで新幹線でゲームばかりしていたのが全く見向きもしなくなり、
木に登ったり、虫と遊んだりしています。
理屈はわかりませんが、自然の中では本物の感動を得られるのです。
文明社会では、人間が本来持っている能力の
2つくらいしか使っていないのではないかと思います。
自然の中では、暑いとか寒いとか、臭いとか、
全身がいろいろなものに目覚めないと生きていけません。
現代のストレスというのは、汗をかくとかびっくりするとか、
ぐっと力を入れるとか、自分の持っている能力の出番がないことが
原因になっているのではないでしょうか。