2011年3月26日放送 立花龍司さん(第1730回)
会場 | 浜松市立高台中学校 |
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講師 | コンディショニングコーチ 立花龍司 |
講師紹介 | 1964年大阪府生まれ。22歳で指導者への道を選択。 |
会場 | 浜松市立高台中学校 |
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講師 | コンディショニングコーチ 立花龍司 |
講師紹介 | 1964年大阪府生まれ。22歳で指導者への道を選択。 |
コンディショニングコーチと紹介されましたが、
トレーナーとは何が違うのかと、よく聞かれます。
トレーナーは、マッサージをしたり、治療をしたりします。
私の仕事は、技術を上達させるために、ランニングや
ウェイトトレーニングのメニューを作り、基礎体力を上げ、
怪我をしない身体を作ることが目的です。
22年前にプロ野球の世界に入り、2000年には
トレーニングジムを作りました。そのジムから、
毎年プロ野球のドラフトにかかる選手が2、3人います。
伸びる選手、伸びない選手、良い指導者、良くない指導者、
多く出会いましたが、その違いは何でしょうか。
いい選手、いいコーチには、メンタル面の共通点がありました。
積極的な考え方、つまりポジティブシンキングです。
ああなりたくない、何々してはダメだというネガティブな考えで
行動すると、実は起きてほしくない事がおきる確率が高くなります。
例えば「高めのボールはヒットにしづらい、絶対高めのボールには、手を出すな」と指示を出すと
中途半端な振りや見逃しが多くなり、いい結果は出ません。
しかし「低めを狙え」と指示を変えると、選手のバットの振りも鋭く
積極的になり、いい結果が得られることが多いのです。
これこそがポジティブシンキングです。
自分の子どもに野球を上手にさせたいと思ったら、
打ち方、投げ方より、まず、そうしたポジティブシンキングを
植えつけることが大事です。自分で考えて出した答えには、
一番情熱を向けて、最大の努力をするものです。
プロ野球の世界には、ポジティブな考えで、練習、試合に臨み、
良い結果を出している選手は数多くいます。