2018年12月23日放送 ジェフ・バーグランドさん(第2110回)
会場 | 御殿場市民交流センターふじざくら(御殿場市) |
---|---|
講師 | 京都外国語大学教授 ジェフ・バーグランド |
講師紹介 | 1949年米国生まれ。高校教師歴22年と、 |
会場 | 御殿場市民交流センターふじざくら(御殿場市) |
---|---|
講師 | 京都外国語大学教授 ジェフ・バーグランド |
講師紹介 | 1949年米国生まれ。高校教師歴22年と、 |
「起立、礼、着席!」
大人になると「起立、礼、着席」をする機会が無くなりますよね。
久しぶりにも関わらず皆さんが「起立、礼、着席」をなぜスムーズにできたかと言うと、
その理由は二つあります。
一つは言語認識。つまり日本語の意味を理解できているという事です。
そしてもう一つは素直だという事です。
この日本人の「素直さ」を言語学習に生かすととても良いと思います。
特にこれから英語を学ぼうとしている子どもには素直さがプラスになります。
具体的には「形」を大切にするという点です。
「学ぶ」という言葉の語源は「真似る」から来ています。
「形」を素直に「真似る」という事を続けると「学ぶ」になっていくのです。
では実際に練習してみましょう。
私が「エブリワン」と投げかけるので、皆さんは「ウンフン」と相槌を打ってください。
『エブリワン』 『ウンフン』
この様に「形」を「真似る」ことから英語を学んでいくのがポイントです。
私の英語に対して「ウンフン」と相槌を打っているだけで、
あたかも英語が喋れる様になったと自信がつきます。
他にも、体を動かして英語を習得する事も有効な手段です。
小さな子どもに「エアプレーン」と両腕を広げて飛行機の真似をして教えると、
子どもも喜んで「エアプレーン」と体を動かします。
英語はアクセントを大切にしますが、日本語はフラットです。
英語を覚える際にこのアクセント、つまり体を動かして強弱をつけながら学ぶと良いのです。
そして一人でいる時は落語のように自分に問いかけ、自分が答える練習をしてみましょう。
例えば服を脱いでお風呂に入る時、
「私はボタンを外します。」
「待って、何をしようとしているの?」
「一番目のボタンを外そうとしています。」
「OK!外していいよ。」
「私はボタンを外しました。」
という様に、自分の行動を英語で表現して会話してみるのです。
一人でできる『話せる』英語学習法を今日から楽しみながら実践してみてください。