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過去の放送

2019年12月22日放送 大谷由里子さん(第2160回)

会場 聖隷クリストファー中・高等学校(浜松市)
講師 人材活性プロデューサー 大谷由里子
講師紹介

1963年奈良県生まれ。
吉本興業で故・横山やすし氏のマネージャーをつとめ、
宮川大助・花子などを売り出す。
現在、年間300回を越える講演・研修をプロデュースし、
自らも全国で講演・研修を精力的に行っている。

番組で紹介した本 「最新版 はじめて講師を頼まれたら読む本」 著:大谷由里子(KADOKAWA)

第2160回「世界が向かう方向」

東日本大震災の時、私は仙台にいました。

阪神・淡路大震災も経験していたので、「人は、いつ死んでもおかしくない。」と身をもって感じました。

またそんな体験をしたからこそ、「私は今、生かしてもらっているのだ。」という心境にもなりました。

皆さんは、人生の中で一番のリスクは何だと思いますか?

私は、「やり残した事を持ったまま死ぬ事」だと思っています。

そして私自身が「何をやり残しているのだろう?」と考えた時、

「もう一度、一からしっかりと勉強する事」なのだと思いました。

私は学生時代、勉強が大嫌いでした。

しかし講演や研修という仕事をやり、部下を持って人材育成をするようになると、

「もう一度、本気で勉強して自分をもっと高めたい。」と感じたのです。

何を学びたいかと色々考えた結果、今の日本はどのようにして出来てきたのか、

これから世界はどこに向かって進んでいくのか、という分野についてしっかり学びたいと思いました。

そして50代にして大学院に入り勉強しました。

大学院には色んな人が通っていました。

私のようにもう一度、勉強しなおそうと思っている経営者もいれば、

とりあえず就職するのが嫌で学校に残る若い子もいました。

そんな若い友達に、私の学生時代にはなかったパワーポイントの使い方を聞いたりしながら、

何とか3年で卒業する事ができました。

大学院での3年間、勉強している中で出てきた大きなキーワードが、

今日お話しするSDGs(エス・ディー・ジーズ)です。

SDGsとは、日本語で「持続可能な開発目標」という意味です。

これは、国連が2015年に世界193の国で

17個の同じ目標に向かって達成できるように頑張ろうと決めたものです。

例えば貧困をなくす、飢餓をなくすなど色々な目標があります。

国や自治体レベルの目標だけでなく、皆さんが身近な事からできるものもあります。

今日は、このSDGsについて楽しく触れながら、

皆さんと一緒に、世界が今どのような方向に向かって進んでいるか、考えたいと思います。

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