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過去の放送

2020年7月 5日放送 大日向雅美、大豆生田啓友さん(第2186回)

会場 テレビ静岡(静岡市)
講師  大日向雅美、大豆生田啓友
講師紹介

■大日向雅美(恵泉女学園大学学長)
1950年生まれ。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。
2016年、恵泉女学園大学学長に。
専門は発達心理学。母親の育児ストレスや育児不安を研究。
子育てひろばの施設長も務める。


■大豆生田啓友(玉川大学教授)
1965年生まれ。青山学院大学大学院を修了後、
青山学院幼稚園教諭などを経て現職。
専門は乳幼児教育学、保育学、子育て支援。
2男1女の父。子育て本を中心に著書多数。

第2186回「もう一度届けたいメッセージ ~子育て中のあなたに贈る言葉~」

今回は「もう一度届けたいメッセージ」と題して、

みなさんに再びご覧いただきたい名講義をお送りします。

講師は、玉川大学教授の大豆生田啓友さんと、恵泉女学園大学学長の大日向雅美さんです。

お二人は、子育てママの悩みに寄り添う温かい言葉をいつもお話しくださいます。

大豆生田さんの「私は私らしく、子どもは子どもらしく」、

そして大日向さんの「子どもの育つ力を信じてありのままを受け入れる」

をキーワードに、子育て中のあなたに贈る言葉をお届けします。

【私は私らしく、子どもは子どもらしく】大豆生田啓友

私はかつて幼稚園の先生をしていました。

大学院で乳幼児教育の研究もしていたので、誰よりも良いお父さんになるに決まっています。

ところが実際はボロボロでした。全然上手くいきません。

子育てをしていると焦ったり、人と比べたり、先のことを心配したりする。

誰でもそうです。

ネットなどの情報を見ると子育てに正解があるかのように感じてしまいます。

ただ、「これが正解なんだ」と思いすぎると、つらくなってきませんか?

そう、子育てに正解はないのです。

我が子のタイプと親自身のタイプ、その中でどうしたらいいか。

困ったな、と迷いながらやりくりしていくものです。

私たち親も自分らしく、そして子どももその子らしくできるといいですね。

【子どもの育つ力を信じてありのままに】大日向雅美

「ほめて子どもを伸ばす」とよく言われます。

親が決めたゴールがあって、その期待通りにしてくれた時、ほめていませんか?

成果やゴールを決めずに、子どものあるがままをほめるのは難しいことです。

では、どうすればいいのでしょう?

それは、子どもの育つ力を信じることです。

子どもは自分で伸びるために生まれてきます。

しっかりとその子なりに育とうとします。それを信じてみましょう。

ありのままに、その子らしさを大切にする。

別の見方をすると、親が自分自身をありのままに受け入れることも大切です。

特にダメなところを探しましょう。

自分のダメなところをたくさん知っている人、失敗をたくさん思い出せる人、

それが結果的に大切な我が子をありのままに受け入れてあげられることにつながります。

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