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2008年7月26日放送 古賀稔彦さん(第1595回)

会場 古賀塾(神奈川県川崎市)
講師 柔道家 古賀稔彦
講師紹介

1967年佐賀県出身。中学に進学と同時に上京し「講道学舎」に入門。日本体育大学進学後"平成の三四郎"の異名をとり、全日本選抜体重別選手権や世界選手権を制する。バルセロナ五輪で金メダル、アトランタ五輪では銀メダルを獲得。現役引退後、全日本女子柔道強化コーチなどを務める

第1595回「決心からすべてが始まる」

バルセロナ五輪では、直前の練習で負った怪我というハンデを乗り越えて金メダルを獲得しました。決勝は判定まで持ちこまれたので、私の方に旗が揚がった瞬間、頭が真っ白になりました。怪我やソウル五輪での敗退があったので、いろいろな感情や思い出を作ってくれた金メダルだったと思います。

ソウル五輪で負けて日本に帰ってきた後、あるテレビ番組で、応援に来ていた両親が観客の人たちに一生懸命謝っている姿を見ました。そのときに、両親に2度とこんな思いをさせてはいけない、そして必ず金メダルをとると心に決め、4年後のバルセロナを目指しました。つらいこともありましたが、この決心のおかげで前向きに頑張れました。人生において誰でも目標があります。それを達成するためには、強い決心が必要です。

柔道を通じて人との出会いや努力の大切さ、喜びや悲しみといった様々なことを学びました。それを後輩や子どもたちに伝えたいと思い、引退後、柔道場を作りました。ここでは、当たり前のことを当たり前のようにできる子に育って欲しいと「塾五訓」を掲げています。「はいと言う素直な心」「ありがとうございますと言う感謝の心」「私がしますという奉仕の心」「すみませんと言う反省の心」「おかげさまと言う謙虚な心」の5つです。そして、できるだけ言葉や行動にできる人間に育って欲しいと思います。

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