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2009年9月19日放送 三遊亭楽春さん(第1653回)

会場 沼津第一地区センター(沼津市)
講師 落語家 三遊亭楽春
講師紹介

1963年千葉県生まれ。
1985年五代目三遊亭円楽に入門。
1988年二つ目、1992年真打に昇進。
日本全国に落語を広めるための出張落語会や
小中学校での落語鑑賞会の活動も行っている。

第1653回「笑いは健康の良薬」

落語と健康について、お話したいと思います。
笑いは健康に良い効果を与え、笑いは健康の良薬だと言われています。 

皆さん、大きな声で笑った後、「フー」とか「ハー」とか息を吐きますよね。これがいいのです。大きな声で笑って、酸素を吸い、吐き出す事によって血の巡りが良くなり、体はすっきりします。顔にはほんのり赤味がさし、10歳は若く見えます。「笑顔に矢立たず」と言って、笑っている人に矢を射る人はいないと言います。

私は落語家なので、落語を使って健康の効果を考えてみましょう。
「ある貧乏長屋がありまして、そこには、16、8の娘がいました。器量は良いのですが、着物はまるで東海道のようでした。」皆さんどうですか。これを聞いて、首をかしげませんか。答えは、貧乏なので質に入れても、すぐお金がなくなり流してしまう、つまり質流れです。ですから、7(しち)がないのです。そして、着物はつぎはぎだらけで、50以上ありそうだ、ということで東海道53次(つぎ)とかけているのです。頭を使い、オチで笑って血流が良くなる、体にいいと思いませんか。

ひとつ笑うと、ひとつ若くなる。そして昔から「笑うカドには福来たる」と言います。カドというのは「門」です。福の神は、笑顔の人には門をくぐり、会いに来るというのですね。笑顔が多い家庭には、多くの福の神が来てくれるはずです。

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