2010年2月13日放送 アグネス・チャンさん(第1674回)
会場 | 富士市立富士南小学校 |
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講師 | 歌手・教育学博士 アグネス・チャン |
講師紹介 | 香港生まれ。1972年「ひなげしの花」で日本デビュー。 |
会場 | 富士市立富士南小学校 |
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講師 | 歌手・教育学博士 アグネス・チャン |
講師紹介 | 香港生まれ。1972年「ひなげしの花」で日本デビュー。 |
皆さんは「リレー・フォー・ライフ」という活動をご存じですか。
がん患者だけではなく、看病している家族、
医療関係者が24時間競技場を借り切って、
たすきを掛けて歩いています。
目的は、がんに負けない社会をつくることと募金活動です。
この運動はアメリカでスタートしました。
一人のお医者さんが、自分の患者さんの手術費用が足りないのを知り、
マラソンをしながら募金活動したことがきっかけです。
私はテレビで「リレー・フォー・ライフ」を知り、2007年に初めて参加しました。
がんと戦いながら、励まし合い、助け合って歩く患者さん達に触れ、本当に感動しました。
その直後に、私も気になり胸に触れて、しこりを見つけました。
この活動に参加していたお陰で、すぐに検診に行きました。
乳がんと言われましたが、早期発見だったので手術は成功し、胸も摘出せずにすみました。
この「リレー・フォー・ライフ」の活動は、全国に広まっています。
日本対がん協会から声がかかり、私は「ほほえみ大使」に任命されました。
がんに対する知識や理解を深め、がんに負けずに、
ほほえみながら長生きしようというメッセージを発信するのが仕事です。
大使になり、がんの事を勉強しました。何と言っても早期発見ですが、
女性の検診率が低いことが気になります。
乳がんや子宮けいがんにかかる女性の年齢が下がっています。
20代や30代でも、がんになりますが、早く見つければ私のように助かる率も高くなります。
これからは恩返しです。「リレー・フォー・ライフ」で教わった命をつなぐ大切さを、
次の人達に伝えていきたいと思っています。