2010年9月25日放送 尾木直樹さん(第1706回)
会場 | 静岡市清水ふれあいホール |
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講師 | 教育評論家 尾木直樹 |
講師紹介 | 1947年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、 |
番組で紹介した本 | 「子ども格差―壊れる子どもと教育現場」 |
会場 | 静岡市清水ふれあいホール |
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講師 | 教育評論家 尾木直樹 |
講師紹介 | 1947年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、 |
番組で紹介した本 | 「子ども格差―壊れる子どもと教育現場」 |
学力を身につけるには、
予習復習が大事だと言われていますが、
どちらを重視したら、よりお子さんが伸びると思いますか。
今の時代は復習が大事だと言われています。
日本の教科書は体系的にできており、順を追って理解するようになっています。
ですから、今日学んだ事をしっかり復習して理解しておけば、先にいきやすいのです。
かつて、私達の時代は予習をしなさいと言われていました。
確かに予習をしていくと、授業はわかり易いのですが、そこで安心してしまうのです。
22年間、教師をしていた経験から、予習だけでは早合点で、
理解が浅くなってしまうことがあります。
来年から大きく教科書が変わり、復習がメインの作りになります。
ゆとり教育でカットされていた部分が復活して厚くなりますが、
それだけではなく、子ども達の興味、関心が沸くように、
立体画が使われているなど、楽しい読み物になっています。
練習問題も増えており、自宅で復習するのが楽しくなるような作りになっています。
復習は早ければ早いほど、身につきます。
皆さんも、時間が経てば経つほど、忘れてしまいませんか。
学力をあげる上で大切な事は、成功体験です。
目標を目指してがんばろうと言いますが、
目標を達成してから、さらに伸びた子をたくさん知っています。
サッカーワールドカップの日本もそうです。
大会前の国際試合で負け続けていましたが、カメルーン戦に勝ったことでガラリとかわりました。
本田選手が「一つ勝って、チームが変わった」と言っていましたね。