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過去の放送

2010年9月25日放送 尾木直樹さん(第1706回)

会場 静岡市清水ふれあいホール
講師 教育評論家 尾木直樹
講師紹介

1947年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、
教師として22年間子ども主役の教育を実践。
その後大学教員に転身し22年教壇に。現在は
法政大学名誉教授、臨床教育研究所「虹」所長。

番組で紹介した本

「子ども格差―壊れる子どもと教育現場」
著:尾木直樹
発行:角川ONEテーマ21(税込740円)

第1706回「学力をあげるポイント 」

学力を身につけるには、
予習復習が大事だと言われていますが、
どちらを重視したら、よりお子さんが伸びると思いますか。

今の時代は復習が大事だと言われています。
日本の教科書は体系的にできており、順を追って理解するようになっています。
ですから、今日学んだ事をしっかり復習して理解しておけば、先にいきやすいのです。
かつて、私達の時代は予習をしなさいと言われていました。
確かに予習をしていくと、授業はわかり易いのですが、そこで安心してしまうのです。
22年間、教師をしていた経験から、予習だけでは早合点で、
理解が浅くなってしまうことがあります。

来年から大きく教科書が変わり、復習がメインの作りになります。
ゆとり教育でカットされていた部分が復活して厚くなりますが、
それだけではなく、子ども達の興味、関心が沸くように、
立体画が使われているなど、楽しい読み物になっています。
練習問題も増えており、自宅で復習するのが楽しくなるような作りになっています。
復習は早ければ早いほど、身につきます。
皆さんも、時間が経てば経つほど、忘れてしまいませんか。

学力をあげる上で大切な事は、成功体験です。
目標を目指してがんばろうと言いますが、
目標を達成してから、さらに伸びた子をたくさん知っています。
サッカーワールドカップの日本もそうです。
大会前の国際試合で負け続けていましたが、カメルーン戦に勝ったことでガラリとかわりました。
本田選手が「一つ勝って、チームが変わった」と言っていましたね。

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