2011年2月19日放送 大谷由里子さん(第1726回)
会場 | 大淵中学校(富士市) |
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講師 | 人材活性プロデューサー 大谷由里子 |
講師紹介 | 1963年奈良県生まれ。 |
番組で紹介した本 | 「元気セラピー」 |
会場 | 大淵中学校(富士市) |
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講師 | 人材活性プロデューサー 大谷由里子 |
講師紹介 | 1963年奈良県生まれ。 |
番組で紹介した本 | 「元気セラピー」 |
大学を卒業して、吉本興業に入社しました。
当時の社長に「優秀な人間よりも、打たれ強そうな人間を採用した」と言われました。
最初の仕事は、横山やすしさんのマネージャーでした。
自分に甘く、他人に厳しい芸人でしたので、振り回され大変でしたが、学んだ事があります。
仕事も人間関係も、すべて旨くいく事はない。
会社や人のせいにするのでなく、常に「HOW」で考えるということでした。
どうしたらうまくいくのか、「HOW」で考える事によって、
前向きに、元気に仕事が出来るようになりました。
仕事をしていて、大切だと思うことは、「いい場を作る」事だと思います。
「いい場」には、いい空気が生まれ、いい人が育ちます。
そして、その「場」は自分達で作っていると言うことに、気がついてほしいのです。
楽しい時にとっている行動は、楽しい気分になります。
気分が盛り下がって、健康の話ばかりしていたら、子ども達や若い社員は元気になりません。
吉本興業を辞めて、27歳で会社を作りました。
順調に行き始めた矢先、とんでもない事が起こりました。阪神大震災です。
あの1月17日を境に、今日という日は、明日を保障するもではないという事を、
身をもって体験しました。顧客や売り上げをなくし、なすすべもなく、
神戸のお客様の所へ行きました。
ところが、大変なはずの人達が、逆に私を冗談で励ましてくれるのです。
笑っているうちに、私は前向きな気持ちになりました。
相手を笑顔にすることが、どんなに大事なことなのか、に気づかされたのです。