2019年9月29日放送 山田ルイ53世さん(第2149回)
会場 | テレビ静岡(静岡市) |
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講師 | タレント 山田ルイ53世 |
講師紹介 | 兵庫県出身。お笑いコンビ 髭男爵のツッコミ担当。 |
番組で紹介した本 | 「一発屋芸人の不本意な日常」 著:山田ルイ53世(朝日新聞出版) |
会場 | テレビ静岡(静岡市) |
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講師 | タレント 山田ルイ53世 |
講師紹介 | 兵庫県出身。お笑いコンビ 髭男爵のツッコミ担当。 |
番組で紹介した本 | 「一発屋芸人の不本意な日常」 著:山田ルイ53世(朝日新聞出版) |
私は中学2年生の夏から約6年間、引きこもり生活を送りました。
そのため、引きこもっている家族をお持ちの皆さんから
「本人とどう接すればいいのか?」と質問されることがよくあります。
その度にがっかりさせてしまっているかもしれませんが、
私は「はっきり言って、わからない。」と答えています。
それは、「この言葉を掛ければ引きこもり生活から脱する事ができる!」
という『魔法の言葉』など無いと思っているからです。
私自身が引きこもっていた時の事を振り返ってみると、
いかに近しい存在である両親や兄弟の言葉でも受け付けない状態になっていたと思います。
私の周りの人たちは本当に優しく接してくれました。
ところが当の本人は色んな思いに苛まれて
心が固く捻じ曲がっていたので、周りの声が届かないのです。
もちろん言葉が届かないからといって、暴力で何とか解決しようとするのは絶対にダメです。
我が子が引きこもりになると、親は自分を責めがちです。
引きこもっている子どもに上手く対処できないからといって、
ほとんどの場合親の落ち度ではないと私は思います。
親の心もパニックになっている訳ですから、急に正しい対応ができなくても仕方がありません。
しかし「引きこもり」は誰にでも起こり得る出来事です。
私がそうであったように、普通の人が普通に引きこもるのが当たり前の事だと思って欲しいのです。
特別な出来事だと構え過ぎず、「人生という双六の中にあるマス目の一つ」
くらいに考えてもらった方が気が楽になると思います。
引きこもりの家族を持つ周りの人はどうすればいいのか、私の経験談からお話します。