2019年11月10日放送 山﨑洋実さん(第2154回)
会場 | 大井川公民館(焼津市) |
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講師 | コミュニケーションコーチ 山﨑洋実 |
講師紹介 | 1971年静岡県生まれ。コーチングを学び、 |
会場 | 大井川公民館(焼津市) |
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講師 | コミュニケーションコーチ 山﨑洋実 |
講師紹介 | 1971年静岡県生まれ。コーチングを学び、 |
私はいつも、小学生以下の子どもを持つお母さん方からの相談を受けていますが、
大体同じ内容が多いです。
「子どもがうるさくて、手がかかる。」とか「やんちゃで困る。」といった悩みです。
でも考えてみてください。
その子が自分の子どもではなく、他人の子どもだったらどうでしょう?
「いつも元気で、活発ないい子ね!」って、その子のお母さんに声を掛けますよね。
という事は、悩んでいる内容のままでいいのです。
他人の子どもなら良くて、自分の子どもなら困るというのはおかしいですよね。
自分に関係ない時は良くて、関係が近いとマイナスにしか見る事ができないのはなぜなのでしょうか?
皆さんに一緒に体験してもらいたい事があります。
自分の周りを見渡して、黄色いものを探してください。
そして見つけたら目を閉じてください。
閉じましたね、では紫色のものは何があったでしょうか?
さあ、目を開けて探して下さい。
いっぱいありますよね。
私がここで何を言いたいのか分かりましたか?
黄色と言われたら、皆さんの脳は黄色の情報しか取りにいけないのです。
紫は勿論、赤も白もピンクも茶色もグレーも黒もあるのに、黄色しか情報を取りにいけません。
これを子育てに置き換えて考えてみてください。
我が子は「落ち着きがない」と悩んでいた場合、
落ち着きがない行動の時ばかり気になって特別に怒ってしまいます。
もちろん落ち着いている時もあるのに、なぜか気になる所ばかりが目に入るのです。
親子の関係だけではありません。
例えば、私と同じマンションに住んでいる友達は、
ポーチの扉を外側の共有部分に開けたままにしてしまうことがよくあります。
私自身は気にならないのですが、回覧板で「外側に開けないように!」と
注意書きが回ってくる事があります。
気になると、その部分にしか目がいかない人がいるという例です。
なぜそのように気になる情報だけを自分から取りにいってしまうのでしょうか?
そして子どもはなぜ、あえて手がかかる行動をとるのでしょうか?
今日は会場の皆さんと一緒に考えてみたいと思います。